【本気で片付けを進めたい時】物の数を決める7つの例【厳選や兼用で少なめにして部屋をスッキリ】
散らかった部屋をなんとかしたい、スッキリ片付けたい・・片付けを進めたいと思う時、どの程度強い気持ちでしょうか?
「今回は本気の本気!」と心に誓っているのなら、物の数を徹底的にこだわって、明確に「○個」「○枚」などと、具体的に決めると良いです。
この時、自分が「これくらいあればいい」と思う数よりも少なめを心がけるようにするのがおすすめです。
また、同じ役目を果たす物が家の中にいくつも存在しているのであれば、兼用できる場合も多いです。
徹底的に数を決めていくことでスッキリに近づけていくことができる7つの例をご紹介いたします。
衣類
本気で片付けを進めたい、そしてそのために量を減らしたいと思うなら、衣類の場合は洗濯の頻度で枚数を決めるのがおすすめです。
毎日洗濯をするなら、その日のうちに乾く前提の場合、着る服と洗う服2枚あれば足りる計算です。
しかし、外出して洗濯しない日もあるかもしれないので、予備としてもう1枚追加の計3枚、多くても4枚持てば足ります。
このようにして、下着、トップス、ボトムそれぞれ最低何枚あれば生活が回るか?最低限の数を把握しましょう。
さらに、トップスと言ってもTシャツもあればブラウスもあるしセーターもあります。仮にそれぞれ3枚ずつ持てば3アイテムでも合計9枚です。
そうやってカウントしていくと、あっという間に物の数が増えることに気が付くと思います。
ひとつひとつの保管場所を確保して管理していくとなると、数は少ない方がラクだということにも気が付くはずです。
とかく衣類は増えやすいアイテムなので、数にこだわるようにするのがおすすめでず。
食器
食器の枚数は家族の人数分までにします。同じような大きさのお皿や小鉢など、用途が同じアイテムは1種類にします。
さらに「お客様用」を持つのも一旦やめにして、自分の暮らしを最優先に考えて食器を持つようにします。
お客様用のグラス、お客様用のお皿、お客様用のお箸・・自分の生活に使う物より、お客様用を優先している方が多いです。
食器棚にお客様用の食器をズラリと並べておくより、自分と家族が毎日使う食器が使いやすく配置されているほうが暮らしやすさを実感できます。
「いつも使う」必要な食器はどのくらいあるでしょうか?
食器が好きでコレクションしているのなら、また別の考え方になるかもしれませんが、基本的には「使う」ことを前提とし、使いまわせる量にします。
自分にとっての「暮らしの重要事項は何か?」本気のスッキリかお客様用の食器を山ほど持つことなのか、優先順位をよくよく考えてみましょう。
ストック
本気ですっきりを目指すなら、消耗品や調味料のストックを持つのはやめる、あるいはせいぜい1個までにしましょう。
なくなってから次を購入するというように、買い足すサイクルを変え、ストックとして家に存在する期間を短くしていくことがスッキリへの近道です。
ストックの存在は物の総量を増やし、場所も管理の手間も使うことになってしまいます。数が多くて手に負えなくなるから散らかってしまうのです。
「すぐ買い物に行けないから・・」「急病になったら困るから・・」と、不安をぬぐえない場合もあると思いますが、自分は何を目指しているのか今一度考えてみましょう。
多くの場合、“こんなになくても大丈夫”というくらいたくさんのストックを抱えています。さらに数が多くて存在を忘れていることも多いです。
ストックを何個も抱えるのはやめて、“今使っている分がなくなってから次購入すればいい”と、少し買い控えるだけで片付く方向に進むこともあります。
自分が目指す片付けの本質に目を向けて、ストックの数を減らしてみてはいかがでしょうか。
ペン類
いつも使っているボールペンと最後に使ったのはいつか思い出すことができないボールペンが一緒になっていることはありませんか?
使っていない物が使っている物の中に紛れ込んでいると、出し入れしにくくなってしまいます。
使いやすいのは決まっているのに、たくさんのボールペンも混在しているおかげで引き出しの中に10本15本と溜まっていることがあります。
同じ役割を果たす物が同じ場所に何個もあるのはムダです。使いやすいボールペンだけにしましょう。
特に景品でもらったボールペンは、自分が欲しくて買ったものではないので使う可能性が低いです。
景品は基本もらわない、もらったとしたらすぐに使う、あるいは売るあげる捨てるなどして、一刻も早く家がら出していくようにます。
書類
書類の場合、物とは違って郵便などで自分が意図しなくても勝手に届いて家の中に入ってくることが多いです。
一般的なコピー用紙は100枚で1センチ程度です。A4サイズなら約30×20センチとそれほど大きいものではないので、つい溜め込んでしまうことが多いです。
書類を溜め込んだ場合、空間がスッキリしないというより、頭の中がスッキリしないことが圧倒的に多いです。
代表的なのは、手続きをしなきゃいけないことがあるのに、その書類がどこにあるかわからなくて探さなくてはならないというようなストレスです。
欲しい情報をサッと見つけられるようにするには、不要な書類はなくしていくことが重要です。
100枚の中から探すより、10枚の中から探すほうが時間も手間もかからないということです。
ケーブル
携帯やタブレット、各種小型家電の充電ケーブルも増えやすいアイテムです。製品を購入したら付属されていることが多いです。
ただ、USBケーブルは兼用できます。Type-A、Type-B、 Type-Cなど規格が何種類かあり、それに合うものであれば兼用・代用可能です。
ケーブルがごちゃごちゃとたくさんあって、どのケーブルがどの製品似合うのかわからなくなっている場合も多いですし、すでに製品は捨てているのにケーブルだけが残っていることもあります。
道具
文房具、掃除用具、裁縫道具、工具といった何か作業する時に使う物はセットになっている場合が多いです。
もしあちこちに点在していて把握できていない状態なら、一度集めて棚卸をします。すると、似たような物がたくさん出てくることも多いです。
1個あれば済む物でしたら1個だけ残せばいいですし、それぞれ使う場所に必要なら置き場所を決めるなど、道具が必要最低限の数できちんと役目を果たす状態にします。
例えば、家具を購入した時に付属される六角レンチが家の中のあちこちにたくさんしまい込まれているといった状態であれば、各サイズ1個あれば足ります。
何の組み立てに使う物かラベルを貼っておくとわかりやすくなります。
なくて困る?
以上7つの例を述べました。
数を減らすことで、「足りなくなったら困る」「ストックを切らしたら困る」「なくなったら困る」と思うかもしれません。
しかし、むしろ多過ぎるから管理が行き届かなくなり、足りなくなったり探すことになってしまうこともあります。
少ない数の方が気を配りやすくなり、「足りなくなる前に洗濯する生活サイクル」「ストック切れの前に購入するしくみ」「探さなくてもすぐに取り出せる定位置」を作ることにつながります。
すっきりした空間と快適な暮らしがセットで実現します。