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自分に都合のよい証拠や事実は輝いて見える 複眼的な視点の重要さ(4)

前田恒彦元特捜部主任検事

オフレコの話も

 表向きの話はここまでです。年末の忙しい中、わざわざこの講演に足を運んでくださった皆さんが聞きたいのは、こんな話ではないでしょう。では、ここからはオフレコの話に入ります。

 僕はヤフーニュースで「元特捜部主任検事の被疑者ノート」と題する連載記事を配信していまして、その中でかなり早い段階からこの講演の開催情報を伝え、何か僕に聞きたいこと、話してほしいことがあればメッセンジャーなどで教えてくださいとお願いしていました。

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元特捜部主任検事

1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。

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