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【葛飾区】カワセミがやってくる風雅な池!冬こそ行きたい小菅東スポーツ公園の日本庭園

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

小菅水再生センターの屋上にある「小菅東スポーツ公園」は、各種スポーツ設備を備えた広大な公園です。
敷地内にある日本庭園の池には「青い宝石」と呼ばれる野鳥カワセミが訪れ、バードウォッチャーたちの人気を集めています。冬は特に見やすい季節です!

高台にある小菅東スポーツ公園へのエレベーター
高台にある小菅東スポーツ公園へのエレベーター

高い場所にある小菅東スポーツ公園は、昨年7月のリニューアル時に新設されたエレベーターで、簡単に足を運ぶことができます。

テニスコートや3x3バスケットボールコート、サッカーや野球ができる多目的運動広場を備えている園内には、遊具のある遊び場や、大きな池を持つ日本庭園もあります。
スポーツから散策まで、幅広い年代の人々に親しまれている公園です。

夕暮れ間近の日本庭園
夕暮れ間近の日本庭園

この日本庭園の池には、カワセミがしばしばやってきます。
ベンチが並ぶ散策路の対岸の木々や、池の小島、大きな岩の上などに飛んできて、じっと池を見つめています。水中の魚を捕食するためです。

枯れ枝に留まるカワセミ
枯れ枝に留まるカワセミ

羽が青から緑色に輝くカワセミが飛ぶ様子は、はっと目を引く美しさです。
木に留まっている時はお腹のオレンジ色が目立ち、青い翼と鮮やかな対比を為しています。

枝先から池の中を見つめる
枝先から池の中を見つめる

カワセミが留まっていたのは右奥の木の枝
カワセミが留まっていたのは右奥の木の枝

カワセミをみつけるには、水面に目をこらしながら耳をじっと澄ませてみます。
「ぼしゃん!」と水音がしたら、それはカワセミが狩りを行った瞬間。音が立った方へ目を向けたら、キラキラした青い翼が飛び去る姿が見えるはずです。それを目で追います。

樹木の葉が落ちる冬は、特に枝に留まるカワセミを見つけやすい時期です。

池の畔の木の上に飛び移ったカワセミ
池の畔の木の上に飛び移ったカワセミ

この日本庭園によく現れるカワセミは、メスの個体です。
長くこの池を狩場にしている「古株」として、バードウォッチャーの方々に親しまれています。

メスのカワセミは下のクチバシが赤いのが特長です。まるで口紅を塗っているようでおしゃれですね。

下のクチバシの色に注目
下のクチバシの色に注目

池の北側に建つ東屋の近くにも、カワセミがよく留まる岩があります。
ゆっくり座りながらカワセミを待てる場所として、公園を散策する人々に人気です。優雅に泳ぐコイの姿も眺められますよ。

池に突き出した東屋
池に突き出した東屋

東屋から見える岩に留まってハンティング中
東屋から見える岩に留まってハンティング中

空に近くて日当たりが良く、池にはカワセミが飛来する小菅東スポーツ公園へ、ぜひ足を運んでみてくださいね。冬も楽しめるところです!

施設名: 小菅東スポーツ公園
所在地: 東京都葛飾区小菅3-1-1(小菅水再生センター屋上)
開園時間:
第一水曜日 7:00~17:00
第一水曜日以外(4月から9月)7:00~18:30/(10月から3月)7:00~17:00
休園日: 年末年始(12/29~1/3)
アクセス: 京成線 堀切菖蒲園駅から徒歩約12分
公式案内: https://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000096/1006891.html

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ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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