通算本塁打トップ10の顔ぶれ。プーホルスの「デビュー前」と「現在」を比べると…
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アルバート・プーホルス(セントルイス・カーディナルス)は、2001年の開幕戦でメジャーデビューし、これまでに697本のホームランを打っている。現時点の順位は、歴代4位だ。
2001年の開幕直前と、プーホルスが697本目のホームランを記録した2022年9月11日における、通算本塁打のトップ10は、それぞれ、以下のとおり。
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比べてみると、10人中、過半数の6人が違う選手になっている。どちらのトップ10にもランクインしているのは、755本のハンク・アーロン(1位→2位)、714本のベーブ・ルース(2位→3位)、660本のウィリー・メイズ(3位→6位)、586本のフランク・ロビンソン(4位→10位)だ。
この4人だけでなく、トップ10から姿を消した6人中5人は、プーホルスがデビューする前に引退した。現在の順位は、573本のハーモン・キルブルーが12位、563本のレジー・ジャクソンが14位、548本のマイク・シュミットが16位、536本のミッキー・マントルが18位、534本のジミー・フォックスは19位だ。
残る1人のマーク・マグワイアは、2001年に29本を積み上げ――この年、マグワイアとプーホルスは、カーディナルスでチームメイトだった――583本としてキャリアを終えた。その時点の順位は5位。現在は11位に位置する。
一方、プーホルスは、2011年のオフにFAとなり、ロサンゼルス・エンジェルスへ移った後、2016年8月20日のホームランでマグワイアに並び、トップ10にランクインした。そして、4日後にマグワイアを追い抜いた。これにより、マグワイアの順位は、10位から11位となった。2016年が終了した時点のトップ10は、現在と同じ顔ぶれだ。10人中9人は、すでにキャリアを終えており、591本のプーホルスは9位にいた。
今後、トップ10の変動は、いつになるのかわからない。プーホルスは、今シーズン限りでキャリアを終える。それまでに、本数はもう少し増えても、順位は4位のままだろう。また、現役選手でプーホルスに次ぐ2人、506本のミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)と459本のネルソン・クルーズ(ワシントン・ナショナルズ)は、39歳と41歳だ。どちらも、衰えは顕在化していて、トップ10には入れそうにない。現役4位のジャンカルロ・スタントン(ニューヨーク・ヤンキース)は、まだ32歳だが、現時点のホームランは373本だ。10位のロビンソンに並ぶには、あと213本を必要とする。