迫りくる恐ろしい時代に不可欠!営業コンサルタントが教える「金銭感覚」をアップデートしよう!
■2022年いちばん恐ろしいと思ったこと
今年、本当に「恐ろしい」と思ったことがある。とくに、子育て世代の人には知ってもらいたいことだ。
自分の部下に対して、次のようなことを言ったこと、ないだろうか。おそらく誰にでもあるはずだ。
「それぐらい自分で考えろ」
「調べればわかることだろ。ちゃんと調べろ」
では、そう言っている人に問いたい。持ち家と賃貸、どちらがいいか? 大学受験になぜ「記述式問題」が採用されようとしているのか? あなたの「最低必要生涯収入」はいくらだろうか?
これらはすべて、調べればわかること。考えればわかることだ。しかし、いろいろな人に聞いてみたが、調べようともしないし、考えようともしない人が大半だった。
今年2022年、自分がかなり勉強したことが大きい。近年になくストイックに勉強した。
だからか、40代、50代ぐらいの人とコミュニケーションをとっていると「恐ろしい」と思うことが増えた。
勉強していないと、こんなにも時代遅れの思考になっていくものなのか、と。
■なぜ「金銭感覚」をアップデートすべきか?
私が強く思っているのは、「金融リテラシー」ではなく「金銭感覚」だ。「金銭感覚」はアップデートし続けるべきだ、と私は常に考えている。それはなぜか?
次の2つのことを、必ず頭に入れておこう。
1)モノ余りの時代でも企業は儲けなければならない。ということは、本当は必要ではないムダなものが世の中に増えたということ。それを見極める必要がある
2)昔は手に入らなかった情報や、手に入ったとしても高額であった情報がタダ同然で手に入る時代になったということ
したがって何も考えずに生きていると、とても有益な情報をとり逃し、企業に搾取される人生を送る、ということだ。
これによってメンタル不全に陥っている人もいる。
社会保障改革により、確実に私たちの世代の老後負担は増える。そのいっぽうで、知らぬ間に生涯支出が増えていく構造に変わりつつあることも押さえておくべきだ。
ひとつ例を挙げよう。
3600万円の家を購入し、35年ローンで返済していくと、さらに2000万円近くの金利、固定資産税、火災保険、リフォーム、諸費用等がかかると言われている(もちろんこれ以上の場合もあるし、これ以下の場合もある。大事なことは自分の手で計算することだ)。
問題は原材料高騰、人件費のアップ、税負担増により、この「持ち家の生涯コスト」がさらに増えていく、ということだ。
だからといって賃貸のほうがいいかというと、そんな単純な話ではない。日本の賃貸入居者が支払うコストはけっこう大きい。不動産会社のビジネスモデルを理解していればわかる。
重要なことは、キチンと情報を調べて論理的に考え、選択すること。そして何より自分の「認知バイアス」を理解することである。
私は営業コンサルタントなので、多くの人よりわかっていることがある。より慎重にならなければならない分野は、住居、保険、携帯電話、M&A、人材紹介、教育、ゲームだ。これらの産業には共通している部分がある(後で述べる)。しっかりと情報武装してから購入・採用しないと、生涯支払うコストがとんでもなく増えるに違いない。
■「子育て」に関するバイアスは想像以上に酷い
子育ては本当に気を付けたほうがいい。社会がどのような人を求めているのか、時代の変遷とともに随分と変わった。親の世代の感覚で子育てしていると、時代錯誤なまま子どもは社会に出ることになる。
大学受験になぜ「記述式問題」が採用されようとしているのか? それは思考力を問うためだ。これは企業にとって重要なファクターである。
「暗記力」「計算力」が優れた人が企業に入ってきても、特定の分野でない限り活躍できないのは、もう誰もが知っている。それにAIがここまで進化しているのだから、そんな学歴情報だけで人を採用する企業は確実に減っていくだろう。
つまり「学歴」に関するバイアスは外したほうがいい。ということは、子育て時期には、どこにお金をかけるべきなのか? これを見極めるのも大きなポイントだ。
生涯において必要な収入計算も、ほとんどの人ができていない気がする。話していると、楽観的すぎるのだ。
40代のうちに、70歳まで働ける環境にいないと先がないと言われる現代。「最低必要生涯収入」は計算しているだろうか?
自分や自分の家族が必要とされる情報を自分の力で探していく。それぐらいの力を身につけていこう。そうでないと知らない間に貧しく、不健康な人生に変わっていく。自分だけでなく自分の子どもたちもだ。
今回は、今後増えていくだろうコストについて詳しく解説する。時代がドンドン変わっているので、絶対に押さえておこう。そして我慢することなく、それらのコストをどのように押さえていくのかを徹底解説する。
ちなみにこの有料記事(初月無料)は月額330円(税込み)だ。このお金を支払えない人は確実に「金銭感覚」が歪んでいる。金銭忌避と並んで、捨てたい認知バイアスだ。
(保険料、携帯電話料金を見直すだけで生涯コストは100万円近く節約できるのに)
めざすのは「豊かな人生を送ること」。どこにお金を使い、どこにかけないのか。40歳をすぎても、そこがわからないのはとても恐ろしい。複雑に考えるのではなく、4パターンの金額さえ覚えれば単純に考えられるようになるのだから。
(※特に、古い金銭感覚の人は税負担が増えることだけは押さえてほしい)
今回は年末に近づいてきたので、けっこう際どい発言も連発する。目から鱗が落ちる内容がてんこ盛りだから、ぜひ確認してもらいたい。
■営業コンサルタントが教える「金銭感覚」アップデート
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