布袋寅泰、グレン・マトロック(元セックス・ピストルズ)最新曲へリードギターで参加
1976年。UKパンクが覚醒した年に生まれた僕ら世代は布袋さんに洋楽ロック / ニューウェーブを教わった人は多いかもしれません。特に、1990年4月5日から1993年4月1日に NHK-FMで放送された布袋さんがDJの番組『ミュージック・スクエア』では、毎回幅の広い豊かな選曲と好奇心を揺さぶる解説によってたくさんの曲を知ることとなりました。
その感動は、まるで宝箱を発見したかのような驚きの連続でした。Roxy Music、Sparks、Squeeze、10cc、Oingo Boingo、DEAF SCHOOL、Sigue Sigue Sputnik、Bill Nelson's Red Noise、Gang Of Four、The Dukes Of Stratosphear、Jesus Jones、Faith No Moreなどなど(もっといっぱい!)。それは、まるで目の前の視界がクリアに、幾つもの扉が一気に開かれていくかのようでした。
そんな布袋さんは、その後に、日本武道館にてデヴィッド・ボウイ、東京ドームにてローリング・ストーンズ、フジロック・フェスティバルにてロキシー・ミュージックらと共演してきました。他にも敬愛する多数のレジェンドとの共演をされています。そして、今度は元セックス・ピストルズのオリジナル・ベーシスト、グレン・マトロックとの作品での共演となります。自身が敬愛するロックヒストリーの点と点が結びつき、自らの物語の一環として線へと繋がった夢の実現です。
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元セックス・ピストルズのオリジナル・ベーシストであり、ロックの殿堂入りを果たしたグレン・マトロックがソロ・アルバム『Consequences Coming』を4月28日にデジタル・リリースする。注目すべきは、4月12日、アルバムから先行配信されたシングル「Something ‘Bout The Weekend(feat.HOTEI)」へ、デヴィッド・ボウイ・バンドへの参加で知られるレジェンダリーなギタリスト、アール・スリックと共に日本を代表する世界的ギタリスト、布袋寅泰がグレンの声かけによってリードギターで参加したことだ。
ギターリフが耳に残る、ミディアムに高揚するメロディアスなロックチューン。グレン・マトロックといえば、セックス・ピストルズの楽曲の半数以上を作曲し、「アナーキー・イン・ザ・U.K.」(1976年11月26日発売)、「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」(1977年5月27日発売)、「プリティ・ヴェイカント」(1977年7月1日発売)など歴史的名曲生み出したロック史へ名を刻む稀代のメロディーメーカーだ。
最新アルバム『Consequences Coming』は、現代の混沌とした世相を描いた、タイムリーかつ政治的メッセージ性を持つロック・アルバム。グレンがロックシーンにおいて、偉大なソングライターのひとりであることを改めて証明する一枚となるだろう。
布袋は、BOØWY時代にセックス・ピストルズの代表曲である「アナーキー・イン・ザ・U.K.」を新宿ロフトなど、ライブハウス時代にカバーしており、近年にはロンドンでのグレンのライブへ布袋が訪れた際、共通の友人であるジグ・ジグ・スパトニックのニールXの紹介によって意気投合することとなった。なお、ギタリストとして参加するアール・スリックは、デヴィッド・ボウイ・バンドのギタリストとしてミック・ロンソンの後任として『ダイアモンド・ドッグス・ツアー』(1974年6月14日〜1974年12月1日)へギタリストとして参加。布袋が敬愛するレジェンド・ギタリストのひとりである。
布袋はこれまで、日本武道館にてデヴィッド・ボウイ、東京ドームにてローリング・ストーンズ、フジロック・フェスティバルにてロキシー・ミュージックらと共演してきた。今度は、元セックス・ピストルズのメンバーとの作品での共演となる。自身が敬愛するロックヒストリーの点と点が結びつき、自らの物語の一環として線へと繋がった夢の実現だ。
グレンは、セックス・ピストルズ脱退後、テクノ / エレクトリック・ポップ・ムーブメントの先駆として知られるウルトラヴォックスのボーカリスト&ギタリストとして知られるミッジ・ユーロとバンド、リッチ・キッズを結成。その後も、イギー・ポップやプライマル・スクリームなどのアーティストとの共演、フェイセズの再結成ライブへの参加など、現在進行形で活躍している。今春、伝説的パンク/ニューウェーブ・バンドであるブロンディーのベーシストとしてコーチェラ・フェスティバルへ参加したこともニュースとなった。
そんなグレンから、自身の最新曲「Something ‘Bout The Weekend(feat.HOTEI)」への布袋寅泰の参加についてメッセージが届いた。
ロンドンで行なった僕のライブでジグ・ジグ・スパトニックのニールXに紹介されて、そのままその夜ライヴに参加してくれていた伝説のギタリストのアール・スリックと一緒にツルんだのがHOTEIと知り合ったきっかけだ。第一印象は、イカしていて愛想がある、そしてとても背の高い奴だと思ったよ!
彼の経歴や背景は詳しく知らなかったけど、その後、ロンドンのシェパーズ・ブッシュ・エンパイアで行われた彼のコンサートにニールを介して、招待してもらった。観てすぐに彼の演奏の巧みさ、楽曲、ステージでの存在感、ショーマンシップに感銘を受け、彼が本物であることがわかった。
今作のアルバムのレコーディングを始めて間もない頃、共通の友人のマーク・ガーフィールドを通じて共作した曲でHOTEIには単にギターではなく、リードギターで参加してもらった。
このような形で彼に参加してもらえたことは、とても光栄なことであると同時に、今後も機会があれば、是非また一緒に共演したいと思うくらい、彼は一流だ。
グレン・マトロック
Performer info:「Something ‘Bout The Weekend(feat.HOTEI)」
Guitar & Vocals: Glen Matlock
Guitar: Earl Slick
Lead Guitar: Hotei
Keyboards: James Hallawell
Bass: Norman Watt-Roy
Drums: Chris Musto
Backing Vocals: Chris Musto, James Hallawell,
Mark Garfield, Neal X
■Glen MatlockInstagram「Something ‘Bout The Weekend(feat.HOTEI)」https://glenmatlock.lnk.to/SBTW
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