「いつまでも片づかない人」がしている大きな間違いと片づく人がしていること
これまで私は、片づけが苦手だったという方が片づけに取り組み、家族や本人の意識や行動が家の中の様子と共に変わっていくのを何度も見てきました。
そこで今日は私の経験から思う、いつまでも片づかない人がしている大きな間違いについてです。
片づけは収納グッズを買うことから始める!?
いつまでも片づかない人は、実はこれまで何度も片づけをしています。
床に散らかるモノをサッと片づけられるように大きめのかごをリビングに置いてみたり、学校のプリントがキッチンカウンターの上に溜まればプリントを収納するトレイを置いてみたりします。
また、衣類の収納を頑張ろうと引き出しの中を仕切るのにケースを買ったり、化粧品の試供品が増えてきたら100円ショップに行き収納ケースを買っています。
収納グッズを先に用意するのは正しいように見えますが、実はモノが溜まりやすくなる状況を作っていると言えます。
いつまでも片づかない人は、早く結果が欲しいために収納グッズを買うことから片づけを始めていて、それが逆効果になっていることが多いのです。
紙袋が200枚を超えた原因は「収納」だった
世の中には、〇〇専用収納グッズと言われるモノがたくさんあります。〇〇専用収納と言われると片づくような気がするものです。
家に紙袋が200枚あったDさん(40代)は、大量の紙袋をどうやって収納しようか悩んでいた時に、通販雑誌で紙袋専用収納ボックスを見つけました。
Dさんは、その専用ボックスが紙袋の収納問題を解決してくれる神アイテムのように感じ購入を決めました。
そして家に紙袋が入ってくれば、ひたすらその専用BOXにしまい込んでいった結果、だんだん専用ボックスはいっぱいになり、それ以外の場所に紙袋をしまうようになりました。
その結果、押し入れやクローゼットなど家のあらゆる場所に紙袋がしまわれ、その総数は200枚以上だったのです。
しかしよく話を聞いてみると、Dさんの家では紙袋をあまり使用しないとのこと。
専用収納ボックスを買い足すことで、本当に必要なのかを考えることがなくなり、使わないモノを溜め込んでしまうという悪循環になっていたのです。
服が増えすぎた原因はハンガーラックだった
服が多くクローゼットに掛けるスペースがなくなったTさん(30代女性)も、押し入れほどの大きなハンガーラックを購入したら、「これでやっと服が収納できる」と安心しクローゼットの服を見直すことなく、どんどん服が増えていきました。
新しいハンガーラックには最近よく着る服がかかっていますが、クローゼットにはもう何年も着ていない服がかかったままです。
増えたモノを見直すことなく安易に収納グッズを買ってしまうと、まだ収納はあると安心してしまいモノは増える一方なのです。
片づく人は「引き算」を常にしている
少しずつでも片づいていく人は常にモノを減らすこと、絞ること、つまり「引き算」を常にしています。
紙袋の収納スペースがいっぱいになれば、使うサイズと枚数だけを残し、クローゼットがパンパンになればもう着ない服はないか見直します。
先に収納グッズを用意し、モノをしまう場所を用意するのではありません。必要なモノを収納する場所が足りなかった時や、より出し入れをしやすくするために収納グッズを買うのです。
つまり収納グッズを買うのは最終手段です。
これから年末に向け片づけたいと思った時、収納道具を買ったり、スペースを増やすことを考えたくなりますが、
まずは、不要なモノを手放すこと、もしくは必要なモノを選ぶことから始めてみてはいかがでしょうか。
引き算を意識することで本当に必要なモノが残り、片づけに追われない生活に近づくのだと思います。
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★藤原友子★
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