「気がついたら負けになってた」「全力を尽くした結果なので」藤井聡太竜王に敗れた佐々木勇気七段コメント
佐々木勇気七段「(先手角換わりで早めに仕掛けた)攻めが軽くて、ちょっと作りが薄いような感じがするんですけど。戦いながら作りを厚くしていくという、けっこう難しい戦法をちょっとぶつけてみたかったなと思い・・・。そうですね、藤井さんとの対局は楽しみしてたので、なにか新しい試みで・・・対局に臨んだんですけど。なんかやっぱり中終盤、読みのない手が多くて。そうですね、全体的に読みで上回られてた気がしますね。なんか気がついたら負けになってたって感じでした。(71手目)▲3二銀成っていうタダ捨てのところがあったんですけど。自分の読みの中だとけっこう厳しいのかなと思ってたんですけれど。本譜はなんか、しのがれたっていうか。こういう負け方はけっこう、珍しいかなと。勝ちかなと思った局面で負けた感じがしました。(注目されていた一局を振り返って)6時間の長い持ち時間で一日通して対局できたっていうのは、かなりよかったというか。自分なりに一生懸命考えて指したので。そうですね、悔いの残る手もあまりないですし、全力を尽くした結果なので」