スラッガーのヒーロー・インタビューに、味方の監督が苦言を呈する
バック・ショーウォルターとピート・アロンゾは、同じチームのユニフォームを着ている。彼らは、ニューヨーク・メッツの監督と一塁手だ。
ESPNのラジオ番組に出演したショーウォルター監督は、アロンゾに関することで苦言を呈した。
プレーについてではない。今シーズン、アロンゾは、出塁率こそ.322と高くないものの、リーグ・トップの17本塁打と41打点を記録している(5月22日時点)。
ショーウォルターが苦々しく思っているのは、試合後にフィールドで行われるインタビューで、アロンゾが使う言葉だ。
5月17日、10回裏に逆転サヨナラ3ラン本塁打を打ったアロンゾは、フィールドでインタビューに答え、その最後に左手を上げ、観客に向かって「レッツ・ファッキン・ゴー・メッツ」と言った。
単なる「レッツ・ゴー・メッツ」ではなく、アロンゾがそこに「ファッキン(ファッキング)」の言葉を挟むのは、これが初めてではない。LGMならぬLFGMだ。ショーウォルターは、「これからはそうではないことを願う」と発言している。
今から四半世紀以上も前になるが、当時、ニューヨーク・ヤンキースで指揮を執っていたショーウォルターは、シアトル・マリナーズのケン・グリフィーJr.やサンフランシスコ・ジャイアンツのバリー・ボンズが、打撃練習中、キャップの前後を反対にしてかぶっていることに不快の念を表明している。
確か、この時は、グリフィーJr.らと同じ向きでキャップをかぶる、ショーウォルターの娘の写真が見つかるという、「オチ」がついたはずだ。
なお、選手時代のショーウォルターには、こんな一面もあった。