美味しい豚骨ラーメンをインパクトあるイタリアン風へと変貌させる〈ナポリトン〉のギャップとセンスと魅力
西鉄天神大牟田線の「大橋駅」のすぐ近く。ちょうど道向かいにセブンイレブンがあり分かりやすい。そこに今年創業13周年を迎えた〈ラーメンカデナヤ〉がある。ラーメン激戦区「大橋エリア」でも、独自の個性と人気を誇る名店だ。
そもそもスタンダードな「トンコツ」が旨い
カナデヤの基本の豚骨スープは和出汁の旨みや野菜の自然の甘みを加えたあっさり美味しい「トンコツ」スープで、豚骨のくさみは一切なく洗練された味わい。スタンダードなメニューの「トンコツ」は「並680円」と「上(煮玉子入り)780円」。
まず、こちらの「トンコツ」を最初ご紹介する理由は、ベースとなる「トンコツ」スープが、とにかく美味しいということ。その美味しさを知った上で、その「トンコツ」を外して「ナポリトン」を注文することが、どれだけハードルが高いことか、さらに至難の業なのかを前提として知っておいてほしい。
それでも注文してみたい「ナポリトン」の魅力
豚骨ラーメンを研鑽し続ける名店カナデヤ。その味をイタリアン風にアレンジしたお昼限定の大人気メニュー〈ナポリトン〉。一度は食べておきたい逸品には、癖になる美味しさがあり、イタリアン好きな方には特にハマるであろう要素が多く含まれるおすすめのメニューだ。
まずは見た目のインパクトとギャップから。とても丁寧&きれいに盛り付けられたバランス感覚。美しく発色のいい生バジルのグリーン、トマトの鮮やか赤、チーズの白という彩り鮮やかな組み合わせのイタリンカラー。最早、パスタやピザといったイタリアンを想起させる存在感のある逸品と遜色なく渡り合える、どうしようもなく美味しい逸品。
ランチ限定の創作麺「ナポリトン」の生き様
※1組様2杯までの提供。この言葉が物語るように、大量に注文が入っても対応できない代物で、とにかく一杯作るのにも時間を要する一品。豚骨スープに玉子でとじたベーススープ。2種類のトマトの酸味と、2種類のチーズの味わい。生バジルの香りや彩りが加わったイタリアンな豚骨ベースの創作麺「ナポリトン950円」。いろんな意味での味のインパクトが強いだけに、豚骨の主張はあえて抑えられてるけど、変わり種のメニューとしては、見た目も味もかなり攻めていて、楽しめる一杯なので、ぜひお試しいただきたい。最後にリゾット風にスープの中に「リゾットご飯100円」を投入して食べるのが理想系。
アレンジナポリトンの「ナポえもん」
今回、さらにご紹介するのは「ナポリトン950円」に「煮玉子120円」を自らトッピングする「ナポえもん」。人気メニューの「ナポリトン」に、生バジル8枚のうちの二枚分に「煮玉子」を乗せて完成させたものが「ナポえもん」。それがとても可愛らしくていい。だけど公式メニューではないので、煮玉子は「別皿」で頼んで自らトッピングする仕様なる。
3種のセットメニューが魅力的でお得
各種ラーメンの価格にプラス価格を設定するシステムで「カナデヤSET+270円=小ごはん+餃子4コ」(もしくは小ごはんキャンセルで餃子5コに変更可)、カナデヤ名物のタカナ丼とのセット「タカナ丼SET+420円=タカナ丼+餃子4コ」、焼酎にも変更可能な「ハートランドビール(ハーフボトル)SET+520円=ハートランドビール+餃子4コ」の3種類があり、いずれもお値段以上のお得価格。
サイドメニューや単品メニューも楽しみの一つ
お腹に余裕がある場合は、まずは「替玉」。通常の「替玉150円(半替玉100円)」に加え、トンコツをクロトンへと味変できる「クロ替玉=200円」。さらに数量限定にはなるが「肉替玉200円」は、角切りチャーシュー入りの替玉になる。