志願者の8割が大学に合格、ノルウェーで最も人気の学科は?
人口520万人の国ノルウェーには正式に認可されている国立大学が現在8つ、専門技術を養う単科大学(準大学)と認定されている国営の教育機関が13ある。
ノルウェーでは大学名ではなく専攻科目が重要な肩書となる。入試試験はないが、高校の成績で入学できる学部・学科が決定される。入学は日本ほど難しくはないかもしれないが、しっかりと勉強しないと単位がとれず、卒業するのは大変だ。
19日に発表された大学・カレッジ入学サービスのデータによると、全国の高等教育機関への入学志願者数は13万4330人。最終的に志願条件を満たしていた人は11万7488人。そのうちの80%である9万4101人が合格となった(昨年は81,6%)。第一希望の学科を通過した学生は5万5598人と全体の59%。(昨年は5万5415人と60,4%)。
今年も志願者数が多く、記録的な数の人が大学生となると現地では報じられている。
全国の大学で最も入学が困難だったのは、医学(オスロ大学、ノルウェー科学技術大学)、ベルゲン大学、トロムソ大学)、心理学(オスロ大学)、歯科学(オスロ大学、ベルゲン大学、トロムソ大学)、工業経済学(科学技術大学)など。
人気の高いオスロ大学への入学志願者数は1万8450人と昨年よりも4%の増加。1万1198人が入学を許可され8月14日より秋学期が開始される。
オスロ大学で最も志願者が殺到したのは、医学、心理学、歯科学、情報科学、法学、北欧言語と文学、臨床栄養学(大学院)など。オスロ大学の学生数は2万8000人。
医学などは以前から人気があるが、新たに設置された「情報科学:デジタル経済とリーダーシップ学」は注目が高く、従来のランキングに異例の仲間入りをした。
ベルゲン単価大学では看護学部が異例の人気を記録した。
学費無料のノルウェー+留学生にも返還不要の奨学金100万円を支給
Text: Asaki Abumi