掃除機は押すのか引くのか正解はどっち?元家政婦が効果的なかけ方を教えます
普段何気なくかけている掃除機、正しいかけかたを知っていますか?「押すのではなく引くのが大事」とか、「前に進むのではなく後ろに進んだ方がいいらしい」なんてことを聞いたことがある人もいるかもしれません。はたしてそれは本当でしょうか?今回は、元家政婦の筆者が、掃除機の効果的なかけ方をご紹介します。
掃除機の吸引力が強いのは引いたとき
掃除機の吸引力は、押す際よりも引いた時の方が強くなります。ですから、掃除機を前方向だけに進みながらかけるのはNGです。引きをきちんと意識して掃除機をかけるのが大切なんですよ。
でも押すのも大事!
「吸引力が高いのは引いた時なら、常に引きながら掃除機をかけるべき?」と思ってしまいます。でも、押すのも実は必要な動き。なぜなら、押すときにヘッドの中のブラシがゴミをかき集めてくれるからです。押す際にゴミを集め、引くときに吸うのが掃除機のしくみ。ですから、ゆっくり短く押し引きしながら、後ろに下がるように掃除機をかけると、効果的にホコリが取れますよ。掃除機のヘッドが床から浮かないようにしっかり密着させ、同じスピードで前後に動かしつつ、かつ、かけ終わった場所に、ヘッドを1/3程度重ねて掃除機をかけていくと、取りこぼしがありません。
掃除機をかけるタイミングは朝がいい
効果的にホコリを取るなら、掃除機をかけるタイミングも大切です。ホコリが床に落ち切っている時間帯に掃除機をかければ、無駄がありませんよね。ホコリが床に落ち切っている時間は、朝です。それは、夜中の間は人が休んでいるため、空気の動きがなく、ホコリが床へ移動してくれるためです。本当にいいのは、朝起きてすぐのタイミングですが、集合住宅などでは音が気になり掃除機をかけられない場合もありますよね。そんなときは、寝起きにフローリングワイパーなどで一度ホコリを取っておくのがいいですよ。掃除機をかける回数も減らせます。
寝起きにフローリングワイパーをかける効果的な方法について詳しくは、私のサイトの記事「床掃除をラクに!お掃除ワイパーは「かけるタイミング」が大切!掃除機の回数を減らせる」をご覧ください。
換気は掃除機をかけ終わってから
空気が動いてしまうという点では、掃除機をかける前やかけている最中に換気をするのもよくありません。ホコリが舞いあがってしまいます。換気は、掃除機をかけ終わった後にするのがいいでしょう。
効果的に掃除機をかけて掃除をラクにしよう
気づいたときにサッと使えて掃除のハードルが下がるハンディ掃除機などについては、私のサイトの記事「掃除が苦手と感じる人こそ「掃除道具は出しっぱなし」がいい!おすすめアイテムも」をご覧ください。スマホからご覧のかたは、プロフィールからフォローしていただきますと、最新記事の見逃しがなく便利です。