【京都市山科区】洛和会ヘルスケアシステムが、能登半島地震被災地に1万7千食の支援物資を搬送
以前にもお知らせしたことがある、洛和会ヘルスケアシステムは、山科区の国道1号線の名神高速京都東インターチェンジ近くにある「洛和会 音羽病院」などを傘下に置く医療・介護・保育・教育研究の総合ネットワークで、らくわ健康教室を開催されるなど、普段から地域活動も熱心に行われています。
2024年1月1日に発生した能登半島地震では、石川県を中心をする北陸地方で甚大な被害があり、いまだに多くの方が避難所生活を余儀なくされています。
洛和会ヘルスケアシステムは、2024年1月10日にパック詰め白飯や飲料水など約17,000食分の支援物資を、被災地にある恵寿総合病院(石川県七尾市)向けて4tトラック1台での輸送されました。
筆者は洛和会 音羽病院での積み込み作業時に取材をさせていただいたのですが、洛和会ヘルスケアシステムの各施設から集めた物資を、職員の方々がトラックに次々積載されていました。
洛和会ヘルスケアシステムはいままでも2011年の東日本大震災や2016年の熊本地震など被災地への支援活動を行っておられ、大規模災害救助隊専用車両も有しています。
2024年1月4日には洛和会音羽病院 救命救急センター・京都ERのDMAT(災害派遣医療チーム)の5人が能登半島に派遣され、約70時間にわたる医療支援活動を終え、7日に同病院に帰還されています。
積み込み作業中のあわただしい現場であったため、いろいろな方に短くお話をうかがったのですが、なかでも運転手の方の「被災地は渋滞しているだけでなく、道路が寸断されていたりと、普段とは違った注意も必要になる」と経験談を話されていたのが印象に残りました。
積み込むだけでなく、現地での積み下ろしの際の人手や段取りなども打合せされている姿もあり、今までに何度も救助活動や支援活動をされているからこそのノウハウがあり、被災地の現状を踏まえた活動ができるのだと頭が下がる思いでした。
洛和会ヘルスケアシステムと同じくVHJに加盟している恵寿総合病院は、被災されたにもかかわらず地震直後から患者の受け入れをしておられ、断水が続く中でも自衛隊のバックアップを受けながら、透析治療や手術も行われています。
恵寿総合病院ではクラウドファンディングを行っており、洛和会ヘルスケアシステムもそれに対しても呼びかけを行っておられます。