あなたは知らない。「本物の毒親とは、どんな親なのか?」ということを…。恐ろしい毒親の正体とは!
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
今日は、「本物の毒親とは?」というテーマでお話ししたいと思います。
毒親という言葉が生まれたのは、1989年です。今から34年程前、スーザン・フォワードさんによって作られました。毒親の意味は、毒のように子どもに悪影響を及ぼす親、子どもが厄介と感じるような親というものです。
私のカウンセリングルームにも、「私は毒親に育てられた」とか「私は毒親育ちです」とおっしゃるクライアントが訪れることが多いのですが、逆に、「子どもから『毒親』と責められて困っている」という訴えで訪れる親御さんも少なくないです。
毒親育ちの人には、次のような特徴があります。
1.自分を大切にできない。
2.人や物、行為に依存しやすい。
3.つい人の顔色を伺ってしまう。
4.楽しんでいる自分に罪悪感を覚える。
5.指示待ち族で、自発的に行動できない。
6.周囲の期待に応えようとして、無理をしがち。
7.言いたいことややりたいことがあっても我慢してしまう。
如何でしたでしょうか?
あなたは、毒親育ちの特徴を幾つ持っているでしょうか?
ここで私は、大切なことをお話しなければなりません。
それは、もしも、この記事をご覧のあなたが、今わたしが言った7つの特徴を全て持っていたとしても、あなたが毒親育ちとは限らない…ということです。
「どういうことか?」と言うと、それは、あなたが、いくら、色が白くて鼻が高くて髪の毛が栗色で背が高くて足が長い、等という欧米人の特徴を持っていたとしても、あなたが欧米人であるとは限らない…ということと同じです。
あなたがいくら欧米人に似ていようとも、あなたの両親およびあなたの祖父母が日本人で、あなたの国籍が日本だったら、あなたは間違いなく日本人です。
だから、あなたがいくら毒親育ちの特徴を持っているからと言って、あなたの両親が毒親でないのなら、あなたは毒親育ちとは言えません。よって、毒親育ちの特徴を持っているからと言って、安易に自分の親を毒親などとは決めつけないでください。
続いて、
自分の子どもから、毒親だと言われて困っている人に、私からメッセージがあります。それは、「本物の毒親は、子どもから毒親などと言われるようなことは、まずない」ということです。
本物の毒親は、子どもをマインドコントロールしています。
本物の毒親は、子どもに恐怖心を植え付けています。
よって、本物の毒親は、子どもに「毒親だ」なんて言葉を吐かせるようなことはしません。そして、子どもも、親が怖くて、毒親に向かって「毒親だ!」なんて言葉は、よう言いません。
ですから、毒親だなんて子どもから言われるような親は、高確率で毒親じゃないということが言えるかと思います。宜しいでしょうか?
私は長年カウンセリングをしてきていますが、「本物の毒親に育てられた子どもが、親にもの申した、意見した」等という事例は、限りなく少ないです。
逆に、このクライアントの親の、どこが毒親なんだろう? と思われる事例に限って、クライアントが親に向かって、毒親呼ばわりして、親を責めていることが多いです。それが実情です。
本物の毒親は、子どもから毒親などと言われることは滅多にない。
本物の毒親じゃない親に限って、子どもから毒親などと好き放題言われている。
これが真実です。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。