パ・リーグの本塁打トップには3人が並び、4位も1本差。3人以上が本塁打王を分け合えば史上最多
セ・リーグでは、岡本和真(読売ジャイアンツ)が41本のホームランを打ち、2位の村上宗隆(東京ヤクルト・スワローズ)に10本差をつけている。
ちなみに、過去3シーズンのセ・リーグ本塁打トップ2は、2020年が31本の岡本と28本の村上と大山悠輔(阪神タイガース)、2021年が39本の岡本と村上、2022年は56本の村上と30本の岡本だ。
一方、パ・リーグの本塁打1位には、25本の3人、浅村栄斗(東北楽天ゴールデンイーグルス)、万波中正(北海道日本ハム・ファイターズ)、グレゴリー・ポランコ(千葉ロッテ・マリーンズ)が並んでいる。さらに、4位の近藤健介(福岡ソフトバンク・ホークス)も、彼らより1本少ないだけだ。
3人以上が本塁打王のタイトルを分け合えば、史上最多の人数となる。1リーグ時代には3人が最多本塁打のシーズンもあるが、2リーグ制となった1950年以降は、2人が最も多い。パ・リーグの直近は、2014年だ。中村剛也(埼玉西武ライオンズ)とチームメイトのエルネスト・メヒアが、ともに34本のホームランを打った。
過去には、現時点のパ・リーグのように、トップ4が1本差以内にひしめき合ったシーズンもある。1957年のセ・リーグは、本塁打王の青田昇と佐藤孝夫が22本、3位タイの町田行彦と宮本敏雄は21本。2007年のセ・リーグは、本塁打王の村田修一が36本、2位タイの高橋由伸とタイロン・ウッズとアーロン・ガイエルは35本だ。
また、トップ4が1本差以内ではないが、1998年のパ・リーグは、トップ4がそれぞれ1本差。33本のナイジェル・ウィルソン、32本の中村紀洋、31本のフィル・クラーク、30本の藤井康雄とドミンゴ・マルティネスが順に並んだ。
少し違うが、1971年のパ・リーグは、本塁打王の大杉勝男が41本、2位タイの長池徳二と土井正博が40本、4位のジョージ・アルトマンは39本。1988年のセ・リーグは、上から、33本のカルロス・ポンセ、32本の落合博満、31本の原辰徳と池山隆寛に、30本の広沢克己だ。
なお、今シーズンのパ・リーグ本塁打トップ4のうち、万波とポランコは、今月ここまで5本塁打。近藤は3本塁打、浅村は2本塁打だ。浅村は、2020年に32本のホームランを打ち、本塁打王を獲得している。