薬なし、1分ですぐ鼻詰まりを楽にする

そろそろ花粉症の季節到来です。これからの時期、多くの方が鼻詰まり等の不快な症状に悩まされますよね。そんな時、薬に頼ることなく、手軽に症状を和らげる方法があれば、かなり助かると思いませんか？実は、たった1分でできる簡単な鼻詰まり解消方法があるので今回はそのやり方を紹介したいと思います。

ストレッチ前の前提として

今回のストレッチ方法は花粉症を治療するものではありません。ただし薬を使わず、即効性のある花粉症対策として一時的に鼻の通りを良くすることができます。今、薬を飲むタイミングではないけれど鼻の通りを良くしたい、呼吸を楽にして少しでも集中したい、そんな時に試してみて下さいね。

花粉症、鼻詰まり解消ストレッチ

1.姿勢

まずは背筋を伸ばし、リラックスした姿勢で立ちましょう。

2.動き方

左手をグーの形に(拳にして）握ります。それを右脇の下にしっかり挟み込んで、約20～30秒間キープします。この時、右腕でグーと脇をしっかりと圧迫するようにしてください。

3.呼吸方法

圧迫中は腹式呼吸を意識して 鼻からゆっくり息を吸い、口から吐き出す、腹式呼吸を行います。鼻呼吸が全くできないぐらい鼻が詰まっている人は、最初は口呼吸を行ってください。何度かゆっくり呼吸するうちに鼻が少しずつ通るようになるはずです。脇の圧迫中、ゆっくりと息を吸ってゆっくりと吐いて身体に酸素を取り込んでくださいね。

4.もう片方も行う

手と腕を交換して繰り返しましょう。右手と左手を入れ替え実施します。左右どちらが先でも大丈夫ですよ。

５.身体をほぐす

呼吸が楽になったら首や肩もゆっくりと軽く回して鼻詰まりで懲り固まった筋肉の緊張をほどきリフレッシュしてください。

なぜ効果があるのか？

実はこのストレッチ、脇の下を圧迫することで交感神経を刺激しています。刺激により鼻甲介の血管が収縮することにより、一時的ではありますが腫れが引き鼻詰まりが解消されるという、身体の仕組みを利用したものなので即効性があるのです。

注意点

この方法は、あくまで一時的な解消法です。行い過ぎると腕に痛みやしびれを感じる場合等がありますので、適度に実施してください。自分の手と腕で行うのがつらい方はソフトボールや350が500ミリリットルのペットボトルなど、何かを挟んだりしても行えます。また姿勢が苦しい方は横になったり椅子に座ったままでも行えますので自分が楽な姿勢で試してみて下さいね。

呼吸を楽にしてリスクの軽減を

花粉症は不快な症状だけではなく、集中力の低下や日常生活における安全へのリスクもあります。例えば、運転中の注意力が散漫になる、作業中にボーっとしてしまう、また、鼻詰まりによるストレスで生活の質を下げる可能性もありますよね。

今回紹介したのは簡単なストレッチですが、少しの時間でも鼻詰まりが解消されることにより呼吸が楽になり、リフレッシュできるのではないでしょうか？
薬や特別な道具を使わずに、すぐにでも始められるこの方法で、花粉の季節、少しでも快適に過ごしていただければと思います。