短い命でも一生懸命生きる|平均寿命1年の身近な魚3選
皆さんこんにちは。
YouTubeで「夫婦で楽しむ釣り系動画」を配信している「タビカツリ夫婦」です。
ここでは、特に釣り初心者の方やこれから釣りを始めたい方に役立つ情報を発信しているので、どうぞよろしくお願いします。
今回は、はかなくも1年で一生を終える魚のご紹介。
1年という短い間でも一生懸命生きる姿は、本当にたくましく力強い命を感じます。
皆さんが身近に食べる生き物も登場するので、ぜひ最後までご覧ください。
アユ
アユは1年で一生を終える代表的な魚。
秋~初冬の間に川で誕生し、生まれたあとは川の流れに身を任して海へ下ります。
ちなみに、琵琶湖周辺の川で生まれるアユは、琵琶湖を海として琵琶湖内で成長していきます。
海でエサを食べて5cm前後まで大きくなったアユは、春~初夏にかけて川へ戻るために遡上を始めます。
海から川の上流を目指す中でも、下流域では水生昆虫などを食べて大きくなり、中流域に入ると川底に生える藻を食べるようになります。
そして初夏から晩夏までは、この藻を効率よく食べるため、良い藻場にナワバリを持つようになります。
アユのナワバリ争いは想像以上に激しく、自分のナワバリに入ってきた別のアユに体当たりしてはじき出すんです。
ちなみに、このナワバリ争いを利用してアユを釣る方法が”アユの友釣り”。
おとりのアユに針を付け、ナワバリを持つアユの元へ泳がせます。
そして、体当たりしてきたアユに針を掛けて釣るという仕組み。
アユでアユを釣るという珍しい釣りです。
そして、ナワバリ争いや釣り人から逃れたアユは、秋頃には30cm近くまで成長し、晩秋から初冬にかけて産卵し、体力を使い果たしたアユはその一生を終えます。
川→海→川という大移動を繰り返し、激しいナワバリ争いなどの末に産卵して一生を終えるアユは、はかなくも力強い魚です。
ハゼ
身近な砂浜や河口にいるハゼは、基本的に1年で一生を終える「年魚」と呼ばれる魚。
春に卵から生まれたハゼは、夏までの間にエサをドンドン食べて急成長します。
夏場には春に生まれたハゼが約10cm前後まで成長しており、夏場のハゼはエサを食べまくるため釣りやすいのが特徴。
ファミリーフィッシングでも楽しめるターゲットです。
夏から秋にかけて産卵前の体力をつけるため、エサを食べまくり、ハゼ釣りが一番盛り上がる時期になります。
そして荒食いして体力をつけたハゼは、水温が低くなってくる冬には深場へ行き、産卵してその一生を終えると言われています。
ちなみに、メスのハゼは産卵が終わったあと、オスのハゼは卵が羽化したあとに一生を終えるため、オスのハゼは”育メン”と言われています。
マダコ
タコ焼きなどで食べる人も多いマダコは、基本的に1年前後でその一生を終えると言われています。
ちなみに、タコの産卵からふ化まではかなり壮絶。
まず、産卵時期の前になると、オスがメスをめぐって熾烈な争いを始めます。
その争いは想像以上に激しく、ときには足がちぎれたり、戦いにより命を落としてしまうオスタコもいるとか…
そんな激しい戦いを制したオスタコは、やっとのことでメスと繁殖行動を行い、その後オスは一生を終えます。
そしてメスのタコはここから大変な期間に入ります。
まず、安心して産卵ができる場所を探して海底を歩き、気に入った場所があれば巣穴として卵を産み付けます。
卵を産み終わって一生を終えるという魚が多い中、マダコはその卵を見守り続けるんです。
卵にゴミがついたら取ってあげて、常に新鮮な水が卵にあたるように水を吹きかけ、卵を狙う外敵から身を投げてでも守り…
母タコは、自分のエサも食べないまま約1か月ほど卵を守り続けます。
そして、卵が無事ふ化すると、卵を守り続けて体力がゼロの母タコは、その一生を終えます。
タコの愛情がすごすぎると感じますね。
魚の一生を知ることで釣りがますます深い趣味なる
今回は、はかなくも1年で一生を終える魚をご紹介しました。
釣りを楽しむには、魚の存在が不可欠。
そんな魚たちの一生を知ることで、魚釣りはもっと深い趣味なると思います。
魚の命に感謝しながら、これからも釣りをしていきたいですね。
釣りをするならタビカツリチャンネル!
私たちのYouTubeチャンネル「タビカツリチャンネル」では、「初心者の方でもマネできる釣り」の動画を公開しています。
釣り初心者の方から釣り好きの方まで楽しめる動画なので、ぜひご覧ください。
Instagram・YouTube・ヤフークリエイターズ にて釣り動画や情報を発信しています。
ぜひ、お気軽にフォローをお願いします。
▼フォロ―はこちらから
Instagram/YouTube/ヤフークリエイターズ