インドでのFacebook利用者が2億4100万人、米国を抜き世界一に
米国を抜いて世界一に、インドで2億4,100万人が利用
現在、全世界で20億人以上のFacebook利用者がいる。今まで世界で一番利用者が多かったのがアメリカで2億4,000万人だったが、2017年7月にインドが2億4,100万人を突破。アメリカを抜いてFacebook利用者で世界一となった。
ここ6か月間でアメリカでの利用者は2,600万人増だったが、インドでは5,000万人増加している。Facebookは中国では利用できないことから、人口12億人以上を抱えるインドは同社にとっても重要な市場。まだ利用者が増加する余地は多い。なお、3位はブラジルで1億3,900万人、4位がインドネシアで1億2,600万人。
利用者はアジアやアフリカなどの新興国が約7割だが、売上のほとんどはアメリカと欧州。Facebookの収益のほとんどが広告費。今後の課題は新興国市場での売上の拡大。
インドで「メッセンジャーライト」提供開始
アジアやアフリカの新興国市場でもスマホが大量に普及してきた。スマホの普及によってFacebook利用者も拡大している。だがそのほとんどが100ドル以下の低価格なスマホで容量にも制限がある。Facebookでは2015年から、そのような低価格のスマホでも利用できる軽量版アプリ「Facebook Lite」を提供してきた。「Facebook Lite」の利用者は2017年2月に2億人を突破している。
Facebookはメッセンジャーの軽量版アプリ「メッセンジャーライト」をインドで2017年7月から提供開始。Facebookは、現在メッセンジャーでの広告表示の試験も行っている。まずはメッセンジャーを利用してもらう必要があり、低価格スマホでも通信環境が悪くても利用しやすいアプリが必要だ。