カット白菜は「中心部から食べて下さい!」料理人が全力の呼びかけ【そのワケとは?】
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
いきなりですが、皆さんはスーパーで白菜を買うとき、どちらを選びますか?
「1玉のもの」or「カットされたもの」
大家族でもない限り、白菜を1玉で買うのは少し量が多すぎるかもしれませんね。私を含めたほとんどの方はカット白菜を購入しているのではないでしょうか?
今回はそんな便利なカット白菜にまつわるお話です。皆さんが普段、カット白菜を使うとき、「外側」から使っていますか?それとも「中心部」から使っていますか?
今回の目次
- 「中心部」から使うべし
- 中心部が盛り上がる理由
- 外側と中心部では栄養が大きく異なる
- まとめ
「中心部」から使うべし
今回のタイトルにも書いてますが、カット白菜は「中心部」から使うようにして下さい!一体なぜ、中心部から使うのでしょうか?理由は…
白菜は収穫してからも「生長」しようと、外側から内側に向かって栄養を送り続けます。栄養を送り続けると、旨みがどんどん抜けてしまい、味が落ちてしまうのです。
そのため、中心部から使うことで、残りの白菜が栄養を失うのを防ぎ、美味しさを保つことができるのです!
中心部が盛り上がる理由
皆さん、こんな経験ありませんか?カット白菜をしばらく保存していたら、中心部がポコっと盛り上がってしまったこと。
これはまさに、私が先ほどお伝えした「中心部に栄養を送り続ける」ことが原因なのです!つまり、こう言い換えることができます。
「中心部が盛り上がっているカット白菜」=「時間が経過している白菜」
そのため、カット白菜を買うときは中心部が盛り上がっていないものを選びましょう!
外側と中心部では栄養が大きく異なる
ここまで読んでくれた方の為にもう1つ白菜の面白い豆知識を教えたいと思います。それは、白菜の外側と中心部では栄養が大きく異なるということ!
具体的には…
外側の葉には、中心部の3.6倍の「ビタミンC」と、中心部の2倍以上の「カルシウム」が含まれています。
一方、中心部には疲労回復効果や旨みのもとである「グルタミン酸」が多く、外側の葉の約14倍も含まれています。
同じ白菜なのに、場所によって栄養素がここまで異なるなんて面白いですね!
まとめ
- カット白菜は「中心部」から使う
- 「中心部が盛り上がっているカット白菜」=「時間が経過している白菜」
- 外側と中心部では栄養が大きく異なる
- 外側は「ビタミンC」と「カルシウム」が多い
- 中心部は「グルタミン酸」が多い