こんにちは、おうちクリーニング（洗濯）研究家のハナです。

洗濯機で簡単に洗えて夏に大活活するTシャツ。 いつもじゃぶじゃぶ洗濯機で洗っていると思います。

でも、着用頻度の多いお気に入りのTシャツほど洗濯しすぎてすぐにヨレヨレになってしまいますよね。

本日はヨレヨレになったお気に入りのTシャツを復活させるための洗濯方法を紹介します。ちょっとだけ面倒ですが洗うのは洗濯機なので、チャレンジしてみてください。

ちょっとしたコツでヨレヨレのTシャツも新品のようなパリッとした輝きを取り戻しますよ。

洗濯表示マークを確認する

気軽に洗えるのが利点のTシャツではありますが、意外と洗濯機で洗えないものもあるので、念のために洗濯表示を確認します。

【洗濯機で洗えるマーク】

洗濯タグを確認して、上の図の「赤いマーカーに囲まれた洗濯表示が付いていたら、洗濯機で洗えます。イラストの中の数字は、洗濯する際の水温の上限温度。お風呂の残り湯を使う場合、上限温度を上回る水温では洗わないでください。

手洗い推奨」マークのものはおしゃれ着用洗剤を使って洗濯機のウール洗いコースで洗うこができます。

水洗い不可のものは色落ちしやすかったり、素材がデリケートだったり、特殊なプリントが施されているものがほとんど。大切に着たい場合は、クリーニング店などプロにお任せするのが安心です。

水洗い不可のマーク以外は自宅で洗えます。洗えるものが見極められたら、実際に洗ってみましょう。

洗濯機で洗う方法

家庭の洗濯機で洗う場合、大切なTシャツであれば洗濯ネットを使って洗います。

Tシャツって意外と型崩れしやすいですし、細かい毛玉が出来やすいので摩擦を減らすために洗濯ネットを使うんです。

Tシャツを裏返してから洗濯ネットに入れて洗います。洗剤は一般的な洗濯表示に「中性洗剤」で洗う指定がなければ。おしゃれ着用洗剤でなくても一般的な洗剤でOK。

ただ、Tシャツは色が鮮やかなものも多いので蛍光剤が入った洗剤は避けてください。

蛍光剤は光を当てると白く見える（実際は青色）塗料を衣類に上塗りするような成分です。白いシャツの黄ばみを目立たなくするための成分なので、黄色味がある生成りは色が抜けて見えたり、鮮やかな色のTシャツは色褪せたように見えるようになるので不向きです。

脱水時間の設定は1分（部屋干しの場合は2分）に設定すると、シワも型崩れも少なく洗えます。

型崩れを修正する裏技

お気に入りのTシャツは長く着たいもの。型崩れを修正する裏技を紹介します。まず、Tシャツが濡れている状態で形を整えつつ、一度丁寧にたたみます。

形を正しつつたたむ

肩のライン、脇のラインを揃えてたたみ、5分〜10分放置してから干します。

Tシャツが水分で湿っている間は多少の歪みがあっても修正できるんです。

干す前に歪みを修正しつつたたむ。これだけで綺麗なシルエットが甦ります。

ハンガーは必ず裾から

Tシャツをハンガーを使って干す場合は、必ずTシャツの裾からハンガーを入れるようにしましょう。濡れた衣類はとてもデリケートです。少しでも首元を引っ張ってしまうと、そこからヨレ始めてしまいます。

毛玉を取る

汚れてはいないけれど、なんとなく買った時の輝きが失われてきたと感じる場合は"毛玉"を疑ってください。意外に感じるかもしれませんが、Tシャツや薄手の衣類でも細かい毛玉が発生することが多々あります。

乾いた後にTシャツにできた小さな毛玉を毛玉取り器で除去すると、くたびれ感がなくなり仕上がりがまったく変わってきます。

薄手の衣類にも使える毛玉取り器機をお持ちであれば、試してみてください。

ヨレてしまった首元の修復

Tシャツの首元って気をつけていてもすぐにヨレヨレになってしまうんですよね。

ヨレてしまったTシャツの首元も軽度ならアイロンで補正できます。

1、手で形を整える

ヨレてしまったTシャツの首元に霧吹で水をスプレーして水分を与え、本来あるべき形に手で整えます。

2、アイロンでスチームをかける

形が整ったらTシャツからアイロンを1cmほど浮かせてスチームをかけます

手のひらでプレス

仕上げは手のひらでTシャツをプレスします。

熱いうちにプレスするのがコツですが火傷しないように気をつけてくださいね。怖い場合は厚手のゴム手袋を着用ください。

アイロンで直接プレスするようにふんわりと仕上がります。

この方法で軽いヨレなら簡単に直ります。

凸凹のあるTシャツを美しくアイロンがけする裏技

ボタンやビジュー、刺繍などがついたデザイン性の高いTシャツは、その周辺にシワができることが多々あります。

その際、アイロンをかけるとキレイにシワが伸びます。

誰でも簡単にアイロンがけするコツは、Tシャツを裏返して飾りやボタンのある面に折りたたんだタオルやクッションを当てて、アイロンをかけると凸凹が沈み込んだ状態になるので、真っ直ぐアイロンをかけられるようになります。

アイロンをかける前のBeforeでは、刺繍の周りにシワが見られますが、アイロンをあてたあとのAfterでは刺繍周りにシワが見られませんね。この方法はボタンのついたワイシャツなどにも応用できます。ボタン周りのアイロンがけが苦手という方はぜひ試してみてください。

アイロンをかける場合は、スムーザーなどのスプレー式の洗濯のりを使うと着古してヨレヨレになったTシャツもパリッとハリとツヤのある仕上がりなりおすすめです。

少しくたびれたTシャツも、ちゃんと手入れをすると長くきれいに着られます。大切なTシャツをずっときれいな形のまま着るための洗濯法をぜひ試してみてくださいね。