海老名市や寒川町と隣接する藤沢市宮原に建つ『フードショップ鈴野』。“コンビニ”ではなく「ミニスーパー」と呼ばれるお店で、お弁当＆お惣菜・お菓子・生活用品のほか、地域でとれた野菜・果物なども販売しています。前回の記事では、人気NO.1の「おにぎり」と「手作りシフォンケーキ」をご紹介しました。

参考記事：町外れで繁盛する「ミニスーパー」で“店主が1日中握り続ける”「名物おにぎり」と「激安スイーツ」藤沢市

今日は『フードショップ鈴野』の店長・鈴野千亜紀さんが「当店の人気NO.3」と話す「自家製カレーライス（322円）」に迫ります（補足：人気NO.2は「カツ丼」です）。

初めて目にした時、「322円だし...レトルトよりはいいかな？」くらいの感覚で手にした筆者。しかしふたを開けてみると全然違チガウ。。。

3時間以上コトコト煮込んで作られるルウは、野菜がしっかりと溶け込んでいる質感。トッピングされた大きな具（にんじん・じゃがいも・トロトロの鶏肉）も存在感が抜群です。

お味は、「家庭のカレー」とも「専門店のカレー」とも異なる「懐かしい味わい」。とても“ていねいに作られたカレー”といった印象で、筆者は子どものころに連れて行ってもらった「純喫茶の味」を思い出しました。辛さは中辛程度。ふっくら炊かれたご飯と赤い福神漬けをアクセントに一気に完食しました。

しかし…これで322円はいくらなんでも安すぎます。「本当にこの価格でいいのですか？」と鈴野さんにお聞きすると「手間暇をかけたものほど安くしてしまいます(笑)。みなさんに美味しく食べて欲しいので」との神返事。ほほ笑む鈴野さんに、思わず涙腺が緩んでしまった筆者でした。泣

多くの地域住民に愛されるミニスーパー『フードショップ鈴野』。本日は店主の優しさも詰まった「322円の自家製カレーライス」をご紹介しました。