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【町田市】目立たないビルの一角に「続々と人が入っていく」「玄蕎麦を荒く石臼でひく」手打ちそば屋

tamamim旅するフォトライター(町田市)

町田駅から近くなく、賑わう中心街でもないのに、時間になったら続々と人が入っていくビルの一角にあるお店が【蕎麦 萬両(よろずりょう)】玄蕎麦を石臼で粗く挽き手打ちした蕎麦が味わえる蕎麦屋さんです。

玄蕎麦って何?と思いますよね。玄蕎麦(玄そば)とは、結実し収穫されたままの殻つきのそばの実のこと。通常の蕎麦粉よりも食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養成分やそば特有の栄養素「ルチン」が豊富に含まれている蕎麦です。

のれんをくぐって店内へ入ると、落ち着いた雰囲気の店内にはカウンター席と、二人掛けのテーブル席がいくつか。筆者が到着したのは12時過ぎでしたが店内は既に満席で、少し待ってから同行者と席につきました。※写真はお客さんがいなくなった時に撮影。

店内は一人または二人連れが多く、静かに食事している人が多く見られました。

メニューは数種類。「せいろそば」「海老のかき揚げ」「月見とろろつけそば」など、どれも美味しそう。

「冷やしかけそば」「きのこの冷やしかけそば」などは暑い日に食べたらすっきり涼しくなりそう。つぶ貝やきのこが入っている「具たくさん汁のつけそば」も気になる...。手書きの美しい文字にもつい見惚れてしまいます。

感じのいいおかみさんが運んできてくれたお茶は「ほうじ茶」。ほうじ茶を出してくれるお店は珍しい。外は暑いから冷たい水をお願いしようと思いましたが、一口飲んだらお茶の美味しさに、思わず同じほうじ茶をおかわりしたほど。

「せいろそば」と「鴨と焼きねぎのつけそば」を実食

筆者が選んだのは「せいろそば(970円税込)」、同行者は「鴨と焼きねぎのつけそば(1600円税込)」を選びました。

せいろそば
せいろそば

鴨と焼きねぎのつけそば
鴨と焼きねぎのつけそば

見た目はシンプルですが、蕎麦にコシがある。一口食べると風味豊かなそばの実の香りが感じられ、しっかりとした歯ごたえがあって美味しい。同行者は「美味い!美味い!」と連呼しながら、早々に完食していました(笑)。

蕎麦屋といえば、蕎麦を食べ終えた頃に蕎麦湯を持ってきてくれますよね。この蕎麦湯を加えた蕎麦つゆも美味しい。あまりに美味しくて、持ってきてくれた蕎麦湯を全て飲み干してしまった...。

壁に貼られた「一生一打」の書からも、店主のこだわりと意気込みが感じられます。

近くだったら間違いなくリピーターになるでしょう。筆者は次は「具たくさん汁のつけそば」を食べてみたい。

町田駅からは少しだけ歩きますが、美味しいお蕎麦を食べに、ふらり出かけてみてはいかがでしょうか。

【蕎麦 萬両(よろずりょう)】
住所:東京都町田市原町田6丁目17-19 フジビル87
TEL: 042-720-0147
営業時間:11:45〜14:30 / 17:30〜21:00 ※日曜は昼のみ/売り切れ次第終了
定休日:月曜日 ※祝日の場合翌日が休
アクセス:小田急線町田駅/JR横浜線町田駅から徒歩約6分

取材協力:蕎麦 萬両


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旅するフォトライター(町田市)

旅ブログ「旅とカメラと日々の雑記帳。」にて旅のお役立ち情報を発信中。渡仏歴17回フランスの田舎を巡り暮らすように旅することも。Nikonのミラーレスカメラを愛用。行ってみたいと思えるような町田市の魅力をお届けいたします。第57/59富士フィルムフォトコンフォトブック部門優秀賞受賞。2024年2月/3月度MVA受賞。

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