ギャル文字って覚えてる?ガラケーの時代
ガラケーが青春時代だった30代以降のみなさん。ガラケーで流行ったサイトや待ち受け画面、ギャル文字など一緒に振り返ってみませんか?
魔法のiらんど
まず初めに紹介するのが「魔法のiらんど」というサイトです。こちらはドコモのiモードのサイトで自分でホームページを作れるサイトです。1999年ごろから始まり2005年くらいにケータイ小説で人気を集めました。
サイトが作れるとはいえ、この時代なので簡素なケバケバしいピンクや黄色の背景に文字がリンクされているようなものでしたが、若者たちは交流の場としてリアルを楽しんでいました。
BBSといった掲示板やカウンターをつけて「キリ番踏んだらコメントしてね」(キリ番とは2000とかちょうどいい数)等の交流もありました。
このサイトが後にケータイ小説投稿サイトのように変化していきます。
妊娠、流産、ガン、死など生々しい内容で泣けるという噂の「恋空」、ドラッグや奔放な性交渉が絡む「赤い糸」など過激な内容のものが多かったです。ドラマや映画化されたり社会現象になりました。
前略プロフィール
こちらはプロフィールを書いただけのサイトなので、今見たら「?」という気持ちになるのかもしれませんが、これも当時としては画期的なものでした。メールで内容を書いて送るだけですぐ自分のページが作れるという手軽さも受けた要因だと思われます。
後にリアルという今のツイッターのようなものをリンクさせたりして出会い系のような機能もあったようです。
デコログ、クルーズブログ
ケータイで作れるブログサービスというのがデコログ、クルーズブログです。
もともとアメーバブログで芸能人や一般人がブログを書くブームがあったのですが、こちらはギャルに特化したブログサービスでした。
デコログよりクルーズブログのほうが若干かっこいい系ギャルが多く、デコログは関西人が多かった印象です。
トゥデイフルというブランドの吉田怜香さんや筋トレで有名なゆんころさん、ブランドをしている佐野真衣子さん、整形ユーチューバーのちえちかちゃんもこのブログサービスのランキング上位の常連でした。
このブログサービス、極端なダイエットをする人が多く、その秘訣が食事制限ではなく「○○スパッツ」や「EMSマシーン」などの商品の宣伝が多く、結構稼いでいたようです。
ちょっと病んでる投稿している人も多かったです。
ギャル文字
女子高生がメールを送るときにわざと半角やカナを使ってむりやりひらがなにしたりする「ギャル文字」というものが流行りました。
意味もなく小文字にできるものは全部小文字にしたり(わ→ゎ)ひらがなの中にカタカナを混ぜたり今思えば読みにくいだけとしか思えないのですが、これがかわいいという価値観でした。
人気だった待ち受け画面
ガラケーの待ち受け画面は、イラストとポエムを盛り込んだものが流行りました。
カナヘイさんというイラストレーターの制服を着た男女にちょっとした言葉が書いてあるものなどが人気でした。
公式のディズニーではないミニーに恋愛ポエムを手書きで足したような画像が、どこからか回ってきたり、誰かが作ったものをホームページに載せていたのか謎でしたが全国的に同じような待ち受け画面が流行っていました。
今思えば画像の解像度も低くサイトのデザインもしょぼかったのですが、その完成度の低さが逆にリアルで楽しかったような気がします。
いかがだったでしょうか?またおもしろそうなネタがあれば記事にしていきたいと思います。