「書きやすいボールペンありますか?」文房具のプロがその質問に答えます
こんにちは!文房具ブロガーの猪口フミヒロです。
「書きやすいボールペンありますか?」よくそんな質問をいただきます。これだけたくさんの種類のボールペンが出回っているのですから、その方に合っている書きやすいペンは必ずあります。まだ、出会っていないだけです。今日は僕がそんなペン選びのアドバイスをしますね。
ストレートに言えば、書きやすいは人によって違います。ある人にとっては最高の筆記具でも、他の人にとっては使いにくいなんてことザラにあるのです。そんなことも加味しながら、書きやすいボールペンって何なのか、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。
僕がいつもアドバイスしているボールペンの選び方は、この3点です。
- インクの粘度とその書き具合
- そのペンを握った時のグリップ感
- 最後に、好きな発色かどうか
今日は、この3点を軸にして「書きやすいボールペン」に迫ってみましょう。
インクの粘度と書き具合
僕はボールペンを選ぶ時には、インク粘度を一番大事にしてます。そして、周囲にもそこを確認してから買うようにオススメしています。最近のボールペンの主流は低粘度インクがサラサラで書きやすくなっていますが、それが良いという人ばかりではないですからね。
インク粘度は記憶の定着と書きやすさに密接に影響しています。僕がジェットストリームを選んで使っているのは、それほどインクが滑りすぎず、書く時に安定して書き続けることが出来るからです。滑り過ぎてしまうと、考えがまとまりにくい時があるんです。
自分の一番好きな書き具合を覚えておいて、そこをベースにしてボールペンをセレクトすると良いと思います。ビジネスマンや学生にジェットストリームを選ぶ人が多いのは、このインク粘度と書き具合のフィーリングがちょうど良いからだと思います。
握った時のグリップ感
筆記具は思考を頭脳から指に伝えてアウトプットする道具です。だから、握っても違和感がなく、ストレスフリーに書き続けられることが大事です。書きにくいペンは、その人の書き方とマッチしていないんでしょう。そのデリケートな感覚、見逃さないでくださいね。
グリップに使われている素材は、ラバー素材、木製、金属製などなど様々です。ボールペン選びの時には、そのもの自体のデザインを含めて、握った時にしっくりとくることが大事です。書き続けても疲れないのは、このしっくり感からくるのです。
あとは軸の太さですね。細いものは携帯性に優れ、繊細な文字が書きやすいです。そして、太いものは、ラフに書いたりサインするときに適しています。用途にあわせて最適な太さをチョイスして、ストレスを最小限にしましょう。
最後に好きな発色かどうか
使い続けていくボールペンの大事なポイントの最後は、発色です。黒や赤などの書き比べをするとよくわかるのですが、自分の好みの色合いなのかどうかということです。僕は、ここが気に入った色でないと使っている途中で嫌になってしまいます。特に黒は濃いめが好きです。
インクが思っているよりも薄めであると読み返すことすら苦痛に感じてしまうのは、僕だけではないはずです。しっかりした色合いで目に飛び込んでくるくらいの発色が好きです。そんな自分の好みを押さえておきながら、ボールペン選びをすると良いんじゃないでしょうか。
僕が好きなボールペン:三菱鉛筆株式会社のジェットストリームのスタンダードは、この黒色の濃さがちょうど良いんですよ。まずはこれを標準にして、違いを精査しながらセレクトしていくと間違いないはずです。この3点を気をつけてください。
現在のトレンドボールペン情報
参考情報ですが、2021年の第11回OKB48選抜総選挙の結果を載せておきますね。これはお気に入りボールペンを48本選抜して、一番書きやすいその年の代表となるペンを決める総選挙です。なんと11年連続で三菱鉛筆のジェットストリームが首位を独占しております。
ベスト10は、こちら。
- 三菱鉛筆 ジェットストリームスタンダード
- 三菱鉛筆 ユニボールワンF
- ぺんてる エナージェルインフリー
- 三菱鉛筆 ジェットストリームエッジ
- ゼブラ ブレン
- パイロット ジュースアップ
- 三菱鉛筆 ユニボールシグノ
- ゼブラ サラサクリップ
- 三菱鉛筆 ユニボールシグノ
- トンボ鉛筆 モノグラフライト
このあたりのボールペンが人気があって、ユーザーに人気があるんだと覚えておくのも良いかと思います。では、みなさん!自分に一番マッチしたボールペンを見つけてくださいね。
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