本当にあった悲しくも笑える英語の失敗:【S】の悲劇! エピソード2
今回は、笑える英語の失敗談!エピソード2です。
こちらも、前回同様、同僚のMari(仮名)のお話し!
ホームステイをしていましたが、最初の頃は英語もあまりわからず大変苦労したそうです。
そんなある日の夕方、ホストファミリーとの夕食時での会話で、何気に言ったMariの一言がとんでもな結果を招くことに。
私事ですが、
海外で、どこかのファミリーに招待されて食事をするのってなかなか大変ですよね。私も経験ありますが、家族の会話についていくのも大変ですが、とにかく何か話さなきゃ!というプレッシャーも半端ないですし。
家族どうしで話している内容は、背景がわからないのでなおのこと理解できないし・・・
当時のMariもそんな状況にいたようです。
夕食も終わりに近づいて、Mari が言ったのがこちら。
(あえて日本語訳はつけません。Mariの心境を味わってください)
Mari: I want to take a バス。
それを聞いたホストファザーが、念を押すように聞き直したと。
ホストファザー:You really want to take a バス?
Mari: Yes, I do.
ホストファザー:Oh, OK. We didn’t know that. Of course you can take a バス。
この時点では何も起こらなかったのですが、事件は次の日の朝おきました!
いつも車で学校まで送ってくれるホストファザーがいないのです。
これは大変!
Mari は、「あれ?おかしいな~」と思いながらも、仕方がないのでバスで学校に行ったそうです。
次の日も、そして次の日も。
しばらくの間バス通学が続いたある日のこと、なぜホストファザーが突然、車で送ってくれなくなったのが判明したそうです。
もうお気づきでしょうか?
Mari が、I want to take a バスと発音したために起こった悲劇だったのです。
あの夕食時、Mari が言いたかったのはこちら。
I want to take a bath.
お風呂に入りたいです。
本当はbath(お風呂)と言いたかったのです。
でも、【th】がうまく発音できなくて、【s】→ス と発音していたため、ホストファザーにはbusと聞こえたそう。
で、それまでは学校までホストファザーが車で送迎してくれたのだけど、
「ああ、Mariは車で行くのが嫌なんだ、バスの方がいいんだな」ということで
次の日から、車での送迎を控えたそうです。
結果、Mari は泣く泣くバス通学というハメに。
当時は、自分の英語の間違いを訂正する英語力も勇気もなかったため、長期間にわたるバス通学という結果となってしまったと。
今だから笑える話ですが、当時はしんどかったでしょうね。
こうなると、発音って大事だな~と感じます。
しかも今回の場合、どちらも 同じくtake a ~を使ううえ、bまで同じなので、
紛らわしいのです。
日本語はまったく違う表現になるのですけどね。
take a bath
お風呂にはいる
take a bus
バスに乗る
普通は、会話の内容から考えてこのような勘違いはあまり起きないのですが、Mariの今回のケースはタイミングが重なってしまったわけです。
夕ご飯のあと、お風呂(bath)に入りたいと思ったMari.
busと聞こえたので、明日の朝の送迎のことを言っていると思ったホストファザー。
Th と S と Sh
th は日本語にない音です。これを s→(ス)と発音するとまったく違う単語になるものがあります。
think (思う)→ sink(沈む)
Shの音も要注意です。(カタカナでは発音は表せられませんが、念のため書いておきます。
sit スィット 座る→ shit シット(ク〇)
see スィー 見る → she シー(彼女)
おまけ
ある日本人ビジネスマンが海外でバスに乗ったときの話。
詳しい状況は忘れましたが、ドライバーがそのビジネスマンになにやら大丈夫かと声をかけたそうです。
すると、その男性
Yes, I’m OK. I am shitting down all right.
大丈夫だよ。ちゃんとク〇してるから。
と言ってしまい、ドライバーもまわりの乗客もギョッとして彼を見たそうです。
そりゃそうですよね。バスでそんなことされていたら、たまったものではありません。
ま、ご本人は、「ちゃんと座っているよ」と言いたかっただけですが、「s 」の音が、ついつい「シ」になってしまったのです。
日本人にしてみると、たったこれだけの違いなのに~と思いますが、ネイティブにしてみるとものすごい違いなのです。
まとめ
日本語にはない発音は、音声教材をはじめ、You tubeなどで練習してみましょう。
SiriやGemini、CLaude そのほかのAIを使って自分の発音をチェックするのもいいですね。
自分が発した音声が文字になるので、ちゃんと発音できているか確認できます。