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笑える英語の失敗談!消防士が自作自演の放火【Arson】!?:エピソード4

後村栄子英語講師コーディネーター

笑える英語の失敗談エピソード4

本日の登場人物は4人。

まずは、それぞれ紹介します。

ベン:29歳の英語講師。性格は温厚で優しい!

見た目は…ちょっと太っちょで、やや、とっつぁん坊やって感じ(笑)

でも、「ベンて素敵。わたしのタイプ!」って生徒さんもいました。

Mさん:ベンの奥さま。

キャメロン・ディアス似の美人さん!

少しだけ年上なのに、ベンよりずっと大人っぽい!

T隊長:イケメン消防士。

責任感強し!遊ぶ時は徹底的に遊ぶ。社交的で海外旅行に行っても現地の人とすぐになじめるタイプ。

英語は…まぁ、そこそこ?でも、コミュ力はある!(たぶん)

そして、このわ・た・し!

画像なし!

あるパーティーでのできごと。

さてさて、ある日の我が家でのパーティー。

みんなでワイワイ飲んで食べて、楽しくおしゃべり。

T隊長もなんとか頑張って英語を話しているので、私は一切、口も手も出さずニコニコしながら彼の英語…(もどき)を聞いている。

ベンとMさんも英語講師らしく、辛抱強く耳を傾けてくれてて、すごく感謝!

時間がかかりながらも、T隊長がやっとひとこと英語で言い終わったところで、ベンが質問体勢に!

ベン:”What time do you start work everyday?”
(毎日、何時に仕事はじめるの?)

私はこれくらいの英語ならT隊長も大丈夫だろうな~思って、またもやニコニコ聞いていた。

T隊長、考えに考えて、言葉を選びながら放った英語が…

T隊長:「ア~イ スタ~ト・・・ファイアー・・・エイト テン。」

私:(心の中で)フムフム、お~よくぞ頑張って英語で答えましたね!

で、えっと~、「ア~イ スタ~ト・・・ファイアー・・・エイト テン。」を心のなかで英語にしてみた。

え?

I start fire at 8:10.

ってことですか~、隊長!

ギョエーーー!!! (゜ロ゜;)

ちょ、ちょっと待って!

「I start fire at 8:10」って…隊長自ら、毎朝8時10分に火つけてるってこと?!(start fire → 火をつける)

ベンとMさんを見たら、ぐっと笑いをこらえて微笑んでるけど、完全に言葉を失ってる…

この沈黙、どうしよう…と思っていたら…

T隊長:「あ、今の英語だったら、自分で火つけちゃってますよね。消防士が放火してどうすんの?って感じですよね~アハ(汗)」

って、自分で気づいてくれた!(ホッ)

すると、

ベン:「隊長自ら火をつけまくって、で、ちゃんとみんなで消火して、『今月の隊のノルマ達成♪♪』って上司に報告できるかもね~」

って英語でツッコミ入れてました。

(日本語はわからないベンなのに、よくT隊長のひとりつっこみを理解できたな~と感心しました)

私は、やっと笑えると思って、ブハーッっと爆笑!

実は、T隊長が言いたかったのは…

I start work at a Fire Station at 8:10.
消防署では8時10分に仕事をはじめます。

大事な workと「at a Fire Station」が抜けちゃったから、消防士のT隊長が朝イチで放火しまくってるみたいなとんでも英語になったわけです!

大切な友達だから笑えなくて…こらえてた時間が長くて辛かった。

今日の教訓

文章で話せなくても、大事な単語さえ押さえていれば、言いたいことはなんとか相手に伝わります。

でも、その肝心の大事な単語が抜けてしまうと、このT隊長のような、トンデモ英語になってしまうので、注意が必要です。

消防に関するの英語

消防士の話がでたので、ついでに、消防関係の基本英語を覚えましょう!

まぁ、使う機会はあまりないと思いますが。

消防士 Firefighter

(昔はfiremanって習いましたが、消防士は男性だけではないので、性別に関係のないこちらを使います)

消防署 Fire Station

消防車 Fire Engine

救急車 Ambulance

火災警報器 Fire-Alarm

炎 Flame

可燃性の Flammable (燃えやすいってこと)

火 Fire(これは誰でも知ってるけど、Fireには「解雇する」って意味もあります!)

I got fired. → クビになった
You are fired → お前はクビだ!

消防長 Fire Chief

放火 Arson

アメリカの消防、警察、救急 911

英語講師コーディネーター

英語講師歴30年以上。初級の英語学習者さん共通の悩みは、言いたいことがうまく英語で言えないこと。中学英語の基礎があれば、おおよそのことは言えます。あとは、ちょっと発想を変えるだけ。そのコツや英語学習情報、日本人だからやってしまう「英語の間違いあるある」についてお伝えします。

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