本当にあった悲しくも笑える英語の失敗!?ちょっとした発音の違いが悲劇を招く...エピソード1
エピソード1
以前、某大手英会話学校に勤務していたときの同僚の Mari (仮名)がアメリカにホームステイしていた時の失敗談。
まだあまり英語が話せなかった時のこと。
彼女が庭で、ホストマザーとなごやかに庭のお手入れをしていたところ、そのホストマザーにこう質問されたそう。
ホストマザー:What would you like to do this weekend, Mari?
マリ、今週末はどんなことしたい?
意味は理解できたので、こう答えたと。
Mari:I'd like to ride a ホース.
ホースに乗りたい!
なんとか言えたぞ!と思ったのもつかの間、
ホストマザー:You...what???
え?いまなんて?
となんとも怪訝な顔。
あれ?なんだか通じていないな~と思った同僚のマリは、今度は一語一語ゆっくりと発音し答えました。
Mari: I would like to ride a ホーーーース”
ホースに乗~り~た~い!
すると、その怪訝な顔をしたホストマザー、ガレージに行ってなにやら持ってきました。
手には、そう・・そのホースが!(水をまくときに使うホース)
どうして、こんなホースに乗りたいのか?と聞かれ、Mari はしばらく状況が呑み込めなかったそうな。
彼女が言いたかったのは、あのかっこいい馬のほうです。
身振り手振りで、なんとかホース(馬)に乗りたいということを伝えたそうですが・・・
何が悪かったのか?
Horse (馬)の発音が悪くてhose (ホース)と勘違いされたそうです。
確かに、Horse も hose もカタカナにするとどちらもホースなので、間違えてしまいますよね。
だって、ホワイトホースっていうスコッチウイスキーのラベルにも白い馬がのってるくらいですからね!
発音のチェック
horse(馬) は【hɔ́rs 】ホース。【r】 の音が入っています。カタカナでは表せられませんが、無理に書くと【ホァ(r)ース 】となります。
hose は【hóuz】ホウズと発音します。
なので、Mari の言ったようにホースと発音すると、馬ではなく、水をまくときの【hóuz】ホウズ に近い音に聞こえます。
そのあと、なんとか無事に乗馬に連れて行ってもらったからよかったものの、いくらなんでも、あのホースに乗りたいって人はいないでしょうね・・・
おまけ
I'd like to ride a horse という表現でもOKですが、乗馬 (horseback ridingに)挑戦してみたいという場合、
I'd like to go horseback riding.
という表現も使えます。
まとめ
ちょっとした発音の違いでまったく意味が通じなかったり、誤解されたりすることも少なくありません。
身近なカタカナ英語こそ要注意です。
アクセントが違ったり、意味そのものが違うものが多いです。
そんなの知ってるよ~んという単語ほどしっかり調べましょう!