間もなくゴング! 2階級制覇王者vs.元WBAスーパーライト級暫定チャンプ
スーパーライト、ウエルターの2階級制覇王者、ダニー・ガルシアvs.元WBAスーパーライト級暫定チャンプのホセ・ベナビデス・ジュニア戦のゴングまで、あと半日となった。共にスーパーウエルター級での初試合となる。
ガルシアは152.75パウンド、ベナビデスは153.75パウンドで前日計量をパス。最終記者会見での両者の言葉をお届けしよう。
ガルシアは語った。
「リングを離れていた19カ月間、家族との時間を楽しんだ。でも、ずっとジムにも行っていたんだ。クリス・コルバートやステファン・フルトンなんかと一緒に練習した。正直な話、ボクシングからは離れられないよ。
今回、(地元である)フィリーで素晴らしいキャンプを張った。予想してはいたが、自分の体は最高の状態だ。154パウンドでリングに上がるんだから、もっと筋肉量が必要だと理解しているが、精神の充実に重きを置いている。
俺が肉体と精神を鍛え上げれば、誰も手が付けられなかった。それを示してきた。今回のリング復帰が楽しみでならないね。"ダニー・ガルシア・ショー"が戻って来るんだ。是非、ニューヨークのバークレイズ・センターに来てほしい。さもなくば、SHOWTIMEにチャンネルを合わせてくれ。
リングに上がれることが嬉しい。何故って、ボクシングを愛しているからさ。多くの人は、俺がどれだけ体を絞ったか理解していない。でも、当日の出来に驚くだろうよ。
今の自分は、3階級制覇という新たな夢に向かって走り始めた。誰にも邪魔はさせない。身に付けた技術と意志をもって進んでいくさ。俺と戦う相手は苦しむだけだ。ベナビデスはそんなに頑張る必要ないぜ。どうせ自滅するだろうから」
ホセ・ベナビデス・ジュニアも言った。
「準備万端だ。コンディションも上々。幸せな気持ちでここにいる。デカい会場で試合することが待ち遠しいよ。154パウンドの自分を世界に見せる用意は整った。自信はたっぷりある。新しい自分、伸びている自分を披露する。誰も俺を止められやしない。俺が何者かを見せてやる。俺は野獣だ。
火花の散るいい試合になるだろう。俺はダニー・ガルシアを尊敬しているが、ヤツの親父はガタガタ言い過ぎる。まぁ、この機会を与えてくれたことに感謝するよ。でも、会話は拳でするもんだ。舌戦は必要ない。だからもう、何も言わない。俺にとって言葉のやり取りなんて、ただの遊びだ。
俺は自分の倫理観に基づいてハードな練習を乗り越え、この試合を迎える。有能さを備えているってことを、当日のリングでお見せするよ。自分は周囲の全員を敬うタイプだ。円熟した人間だと思っている。そういった姿もリングでご覧にいれるよ。
たださ、これで"ダニー・ガルシア・ショー"は終わるだろうよ」
さて、いかなる展開になるか。生き残るのはどちらか。