「スマホのカーナビ利用は違反」「助手席の人が使うと違反」ながら運転厳罰化に便乗したデマ広がる
12月1日からのいわゆる「ながら運転」厳罰化にあわせて、「沖縄県警から道路交通法改正のお知らせ」とうたうデマ画像がSNSで拡散しています。
画像では「沖縄県警が12月1日からある地点で下記に関する取り締まりを強化する」と説明しながら、6項目について違反かそうでないかを「×」か「○」で案内しています。
沖縄県警「県警として公式に出しているものではない」
この画像のお知らせは本当なのか?
沖縄県警の広報相談課に話をうかがったところ、「画像について把握はしている。県警として公式に出しているものではない」との回答を得ました。
SNS上で拡散している画像は、沖縄県警からの発信ではないということです。
道路交通法改正で変わったのは罰則内容
画像では「取り締まりが強化される」ようなことを書いていますが、12月1日からの道路交通法改正で強化されたのは“罰則”です。
「携帯電話使用等(保持)」は罰金、反則金、違反点数がいずれも強化されており、「携帯電話使用等(交通の危険)」の場合は違反点数が改正前の3点から6点に、つまり一発で免許停止処分になります。
政府広報では、厳罰化の内容を次のように案内しています。
違反とされるのは通話や画像注視です。
警察庁は「走行中はスマートフォンなどの携帯電話などを使用したり、カーナビゲーション装置などに表示された画像を注視したりしてはいけません」と呼びかけています。
デマに騙されず、正しい情報を確認するよう注意してください。