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手術で離脱中の同僚2投手の背番号を帽子に手書き フォントが好投し4勝目<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
4勝目を挙げたウィルマー・フォント(写真:SSGランダーズ)

11日の韓国KBOリーグは2試合が感染症関連で中止、3試合が17時開始で行われました。

SSGランダーズ-ハンファイーグルス(インチョン)は8-2でSSGが勝利。SSGの先発ウィルマー・フォント投手が7回を投げて被安打2、失点は2回に喫した2ランホームランのみでした。

フォント投手は150キロ台の直球と120キロ台のカーブなどで、奪った三振は8つ。1、3、4、5、6回とハンファ打線を三者凡退で締める、安定感のある投球を見せました。フォント投手は今季4勝目(2敗)です。

◆「SSGはエース格2投手が不在」

SSGは2ケタ勝利が期待できるエース格の2投手が、いずれも右ひじの手術でチームを離れています。フォント投手の帽子に手書きで背番号が記されているムン・スンウォン(42番)、パク・チョンフン(50番)の両投手です。

首位と4.5ゲーム差の4位のSSGがAクラスを維持するには、この日のフォント投手をはじめ、不在の2投手の穴を埋める存在が必要となります。

◆「感染症関連で2カードの3連戦すべて中止に」

トゥサンベアーズ-LGツインズ(チャムシル)、キウムヒーローズ-NCダイノス(コチョク)の2カードは感染症関連により、金曜日からの3連戦がすべて中止になりました。韓国野球委員会(KBO)は今後の防疫対策とリーグ運営について、あす12日に緊急理事会を開き話し合う予定です。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

この日、2軍戦はありませんでした。次回は14日のキウムの2軍、コヤンヒーローズ戦です。

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以下が3試合の結果です。12日は試合がありません。

◇7月11日(日)の結果

・トゥサン 中 止 LG(チャムシル)

 勝:

 敗:

・キウム 中 止 NC(コチョク)

 勝:

 敗:

・SSG 8 - 2 ハンファ(インチョン)

 勝:フォント

 敗:キム ボムス

・サムスン 11 - 0 ロッテ(テグ)

 勝:ペク チョンヒョン

 敗:ストレイリー

・KIA 2 - 0 KT(クァンジュ)

 勝:パク チンテ

 敗:デスパイネ

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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