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にぼしと玉ねぎのコラボは大ボリューム!マルちゃん新作「やみつき屋 にぼ玉」を実食レビュー

相場一花グルメライター

最近のカップラーメン業界は煮干しがトレンドの1つになっています。筆者も「濃ニボ」や「長尾中華そば ごぐにぼ」を食べたことありますが、煮干しを全面に押し出したカップ麺はクオリティが高いものが多く、かなり美味しいです。

マルちゃんで有名な東洋水産は2023年6月19日に新たなる煮干しカップ麺を販売しました。その名も「やみつき屋 にぼ玉」。公式HPによると「コシの強い硬めの麺に、ポークエキスをベースに濃厚な煮干しの旨みを利かせたまぜそば。」とのことです。

やみつき屋のコンセプトが「味濃いめのやみつきになる味」。本商品は濃いめの煮干しの旨みにシャキシャキの玉ねぎが合わさることで、やみつき感を演出したようです。また、夏にさしかかるにあたって、ラーメンよりもまぜそばの方が需要が高まることを見越して、まぜそばにした狙いもあります。

煮干たれには煮干しエキス・植物油・香味油脂・しょうゆ・デキストリン・さばエキス・こんぶエキス・食塩・かつおエキスなどが使用されています。

1食(159g)当たり718kcal。炭水化物は82gで食塩相当量は4.7g。

カップの中には液体スープ・粉末スープ・かやくが入っています。

湯戻し時間は熱湯で3分。湯戻し後は液体スープと粉末スープを入れてかき混ぜたら完成です。

完成品はこちら。麺の量が120gとあってかなりの大ボリュームです。

一口目からにぼしの香りは口の中に広がりますが、「濃ニボ」や「鬼煮干中華ソバ」などと比較すると弱い印象です。また、植物油・香味油脂などの油分と油麺のラードなどが邪魔をしていて、にぼしの風味を損なわせている印象でした。麺は思ったよりも太くありませんが、ワシワシしている感じは伝わります。ちぢれがそれなりにあるため、たれとの絡みも悪くないですね。コシはそれなりにありますが、油麺独特のチープな食感は残っていました。

シャキシャキの玉ねぎということでしたが、驚くほど量が少ない。やっと見つけたところでシャキシャキもしていませんし、売りのひとつとしては全く機能していませんでした。具材に関してはおまけにもなっていないレベルです。

カップ麺に具材は期待していませんが、シャキシャキ玉ねぎと売りにしている以上、もう少し頑張ってほしかったですね。余計な油が煮干しを邪魔しているのも残念でした。

ごちそうさまでした。

グルメライター

グルメライター。飲食チェーン店お持ち帰りメニュー年間100食以上食べ比べしている。話題のグルメからマニアックなグルメまで幅広く発信。地域スーパーやコンビニ、話題のショップなど雑多。複数メディアでグルメレポ発信中。

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