カップラーメンは新旧の激しい戦国時代ともいえる厳しい業界です。最近はコンビニでも限定カップラーメンを数多く販売しているので、さらに競争が激化しています。大手コンビニのファミリマートでもファミマルシリーズとして名店監修カップラーメンを販売しています。

2023年4月4日に販売した「長尾中華そば　ごぐにぼ」320円（税込）もそのひとつ。口コミを調べてみると煮干しが効いたスープが美味しいと評判でした。

今回監修した「長尾中華そば」は津軽煮干しラーメンの名店と呼ばれていて、青森県で絶大の人気を誇るラーメン屋さん。2018年にもファミマをコラボをしていて、その際もにぼしラーメンを販売しています。

1食（118g）あたり385kcal。炭水化物は61.6g（糖質57.8g、食物繊維3.8g）で食塩相当量は6.5g（めん・かやく2.0g、スープ4.5g）。

スープには煮干しエキス・粉末煮干し以外にもポークエキス・豚脂・チキンエキスなどの動物系の出汁も混ざっています。麺はこんにゃく・大豆食物繊維なども含まれているようです。

かやく・粉末スープ・液体スープの3種類がカップには入っています。なお、2種類のスープは両方とも後入れです。

マルちゃん「生麺ゆでてうまいまま製法」で作られた麺の湯戻し時間は5分です。ノンフライ麺ですが、厳密には異なるようです。どちらにしろ揚げてはいません。

完成品がこちら。煮干しの香りが半端ないです。

スープですが煮干し！煮干し！！煮干し！！！と言いたくなるほど、煮干しの強調が凄い。ただし、煮干しの苦みやコクは思ったほどなく、香りが物凄く強いといったところでしょうか。他の出汁に関してはあまり感じられず、あくまでも煮干しをメインにしています。そこそこ塩分は高いはずですが、煮干し出汁が効いているため特にしょっぱい感覚はなかったです。

生麺製法で作られた麺はコシがありツルっとした喉ごしです。反発力はそこまでないので、弾力は弱いのが少し気になりました。わりとスープを吸い込む麺なので、煮干し出汁が染みて結構おいしいです。

具材に関しては一応チャーシューは入っています。あくまでも飾り程度の扱いなので、煮干しが効いたスープに対しては弱い具材。

スープはカップラーメンとは思えないほど煮干し出汁が効いて◎。麺はもう少し歯ごたえがあってもよかった気がします。

ごちそうさまでした。