煮干しを極めたカップラーメン!中華ソバ伊吹監修「鬼煮干中華ソバ」を実食レビュー
中国から伝わったと言われるラーメンですが、現在は様々な味が生まれていて、人々を魅了しています。その中でも筆者が好きなラーメンは煮干しが効いた醤油ラーメンです。
今回紹介するラーメンも煮干しを生かした醤油ラーメンです。2023年4月24日にエースコックより販売された「鬼煮干中華ソバ」254円(税抜)は煮干しラーメンで有名な「中華ソバ伊吹」が監修したカップラーメン。
板橋にお店をかまえる「中華ソバ伊吹」は煮干しをセメント色になるまで煮込み、煮干しの味を凝縮させたスープが特色のラーメン屋。お店の扉には「煮干しが嫌いな方はご遠慮ください」と張り紙を貼るほどです。これまでにもエースコックは「中華ソバ伊吹」とコラボしたカップラーメンを数多く出してきましたが、今回は一味違います。
これまでは名店の味を再現に力を入れていましたが、今回は店主からの挑戦状という攻撃的なキャッチフレーズとともに、お店では出していない独自のカップ麺限定メニューとして販売しています。
公式HPによると「一口目から煮干しの旨みをガツンと強烈に感じる、まさしく”鬼煮干”な一杯を開発しました。別添ふりかけで煮干をやり過ぎなくらい利かせ、煮干本来の苦みを感じる複雑な旨みまで表現したビターな味わいが楽しめる濃厚な一杯に仕上げました。」とのことです。
スープにはニボシパウダー・ニボシエキス・ポークエキス・イワシエキスと煮干しを中心とした様々なエキスが使用されています。
1食(95g)当たり391kcal。炭水化物54.3gで食塩相当量は6.6g(めん・かやく1.7g、スープ4.9g)。
ふたの上には液体スープが張り付いています。
お湯の目安は460ml。湯戻し時間3分の麺と一緒に粉末スープと具材が入っています。それと一緒にニボシパウダーが詰まったふりかけが同封していました。
セメント色に近いスープから煮干しの香りが漂うラーメンの完成です。おいしそう…
ニボシの香りが物凄いスープは煮干しの味がガツンと感じられます。とろみが効いたスープは煮干し以外の出汁も感じられますが、煮干しの出汁が凄過ぎてかすんでしまいますね。カップラーメンのスープとは思えないほど完成度が高く、びっくりしました。生臭さや変なえぐみは感じらず、煮干しの苦みを感じられるところがさらに素晴らしいです。
丸刃の中太麺はほどほどにちぢれていて、スープを効率よく吸い込みながら絡めているため◎。あくまでもスープがメインなので、スープをどれだけ生かせるかを意識した麺に感じられました。
たまねぎがメインの具材もスープを生かすためのトッピング。大した強調もなく、量も多くないため、おまけに近い位置づけです。
スープがハイレベルで非常に美味しいカップラーメンでした。
ごちそうさまでした。