この日、ランチで伺ったのは大町1条3丁目にある『そば処 まるかめ』です。

『そば処 まるかめ』が創業したのは大正14年、もうすぐ創業100年を迎える老舗のおそば屋さんです。

伺うのは昨年の2月以来。

「まるかめ」というと、香川県丸亀市の讃岐うどんをイメージしますが、こちらの『そば処 まるかめ』はおそば屋さん。

先々代の店主が四国から旭川に入植して、もともとうどん屋さんだった「まるかめ」を屋号ごと買い取って、おそば屋さんを始めたそうです。

旭川って香川県や愛媛県から入植した人が多いんですよね。

現在の店主はジャイアンツのファンで、店内には往年の選手たちのサインボールやサイン色紙などがたくさん飾られています。

同じジャイアンツファンの方は、これを見に行くだけでも価値がありそうですね。

実は前回来た時に、次は絶対に注文すると決めていたメニューがあります。

それが「ラーメン」。

かなり前に閉店してしまった「八条はま長」が、旭川のラーメンの発祥という説がありますが、旭川のおそば屋さんには、ラーメンも食べられるお店が意外と多いんですよね。

『そば処 まるかめ』のラーメンは、歴史を感じさせるラーメン丼に入れられて、これまた歴史を感じさせるお盆にのって登場しました。

スープはラードなどの油気は少なく、見た目は濁りがありますがあっさりした味。ラーメンと言うよりも中華そばと呼んだ方がしっくりくるかも。

具にはしっかり煮込まれたチャーシューとメンマがのせられています。

白い麺は柔らかくて若干太め、初めて食べるのになんだか懐かしい味がします。

最近は、こってり系ラーメンのお店が多いので、たまにはこんなラーメンもいいですね。