「光復節の意味 韓国Z世代の25%知らず」 調査結果に韓国ネット民嘆き「入試の難題解けても意味なし」
きょう15日、韓国は日本による統治からの解放記念日「光復節」を迎えた。1945年8月15日にポツダム宣言の受諾が玉音放送という形で伝えられた。この日は韓国にとって「植民地支配が終わった日」となり、今年で78回目を迎える。
韓国メディア「YTN」が最近韓国で行われた、ある世論調査の結果を伝えている。
「Z世代の4人のうち1人が光復節についてよく知らない」
韓国の世論調査会社PMIが韓国の15歳から69歳の男女3,000人を対象に調査を行った結果を報じたもの。
メインの質問は「光復節の意味、行事、年と日付を知っていますか?」。
回答者全体のうち83.4%が「知っている」と答えた。
60代は92.7%、50代は89%、40代は85.4%。これらは平均を上回る数字である。
一方、30代は78.4%、20代以下は73.9%と、平均よりも減少している。
この数値をもって同メディアは「Z世代(=1996年から2015年生まれの世代)の4人に1人が知らない」と報じた。
国内最大手ポータルサイト「NAVER」に掲載された関連記事のうち、最も反応の多かった「YTN」「世界日報」の記事にはこんなコメントが。読者からの共感が多かったものはいずれも「危機感」だった。
「これが韓国の教育の成果なのか? 使わない数学の問題や、ハーバード生でも困惑する英語、先生たちでさえ解くのが難しい国語。これらのことよりも、人生に役立つことや、過去に起きたことが再び繰り返す可能性のある歴史教育が基本であるべきだと思う」
「歴史を学ばない人たちが多いね。光復節の名前を独立記念日に変えれば、意味がわかるのか?」
「低いレベルで平均化することによって、馬鹿な人が増えている。馬鹿な人ほど自分が優れていると思い込み、幼稚な行動をし、政治に簡単に乗せられ、乗せられていることを気付かず、時折奇行をし、再び自分が優れていると錯覚する」
「公立校の教育が崩壊していることを示す統計だと思います。一部の授業を妨げる生徒や、先生たちにストレスを与える親、少数の悪者が水を濁してしまい、気を遣っているうちに、きちんと管理もできず…。光復の意味も知らない人たちが増え、大きな代償を払うことになります」
韓国学中央研究会が編纂した「韓国民俗文化大百科事典」によると「光復節」の意味は次の通り。
「1945年8月15日、我が国が日本から解放されたことを記念し、1948年8月15日に大韓民国の政府が樹立されたことを祝う日」
また、上述の世論調査では「光復節の日に日本旅行に行くことをどう思うか」という設問もあった。
全回答者のうち、「避けるべき」もしくは「行かない方がいい」という否定的な反応が70.5%だった。一方29.5%が「いつどこに行くにせよ、個人の自由」と答えた。この結果についても「SBS」が「10人中3人が”自由”と答えた」と、時代の変化として伝えている。