キンブレルが1イニング3度のピッチ・クロック違反。その結果は…
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6月15日、クレイグ・キンブレル(フィラデルフィア・フィリーズ)は、1点リードの9回裏に登板し、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの打者3人に対して計13球を投げた。
そのうち、ボールと判定されたのは2球だった。ただ、それ以外にも、ピッチ・クロック違反、時間超過によるオートマティック・ボールが3度あった。1人目のカウント1-2→2-2に、2人目の0-2→1-2と1-2→2-2がそうだ。
1イニングに3度のピッチ・クロック違反は、キンブレルが初めてではない。先月13日に、ケンリー・ジャンセン(ボストン・レッドソックス)が記録している。
ジャンセンは、2点リードの9回表に登板し、3点を取られた。この試合2度目のオートマティック・ボールは、カウント3-1からだ。この四球によって出塁したウィルソン・コントレラス(セントルイス・カーディナルス)は、その後、同点のホームを踏んだ。レッドソックスは3対4で敗れ、ジャンセンにはセーブ失敗と黒星が記録された。
一方、キンブレルが犯した3度のピッチ・クロック違反は、試合の行方には影響を及ぼさなかった。キンブレルは、それぞれの打者を、見逃し三振、外野フライ、内野ゴロに仕留め、試合を終わらせた。
今シーズン、ジャンセンは14セーブ、キンブレルは10セーブ(と3ホールド)を挙げている。防御率は3.18と4.67だが、セーブ失敗は、ジャンセンが3度、キンブレルはゼロだ。
通算セーブは、405と404。通算422セーブのビリー・ワグナーに次ぎ、歴代7位と8位に位置している。
彼らの400セーブ到達については、こちらで書いた。