【どっちがおいしい?】セブンのちょっと贅沢な冷凍パスタ「牛肉」vs「蟹」
「金の蟹トマトクリーム」「セブンプレミアムゴールド」の冷凍パスタ2品
今や、コンビニでもプチ贅沢な食事ができるようになり、特にセブン-イレブンのプライベートブランド「セブンプレミアム」の高級ラインである「セブンプレミアムゴールド」はその定番としておなじみ。
今回は、その「セブンプレミアムゴールド」の冷凍パスタ2品、「金のボロネーゼ」と「金の蟹トマトクリーム」をレビューします。どちらも定価429円(税込)で、それぞれ「牛肉」と「蟹」という高級食材を使用した、プチ贅沢に相応しい2品。どちらも製造は、主にセブン-イレブン向けに日配食品を製造しているフジフーズ。
セブンプレミアムゴールド「金のボロネーゼ」
まずは「金のボロネーゼ」から。「ボロネーゼ」とは平たくいうと「ミートソース」なのですが、「ボロネーゼ」の方がちょっと贅沢なイメージになりますよね。大手イタリアンチェーン店のメニューを見てみると、「ミートソース」は「昭和の」とか「田舎風」が枕詞がついた上に少数派なのに対し、多くのお店のメニューでは「ボロニア風」を含めて「ボロネーゼ」が優勢のようです。
ソースは、牛のコクが感じられるデミグラスに、バターのコクが感じられるベシャメルが合わせられています。デミグラスに加えて具として入っている牛挽肉の強さもあり、牛肉の旨みが分厚いです。
これだけ贅沢な牛肉厚みは、やはり「ミートソース」より「ボロネーゼ」の名が相応しそう。牛肉の旨みに加えて濃厚なバターの甘みが、ソースの味をまろやかでさらにコク深いものにしていました。
ボロネーゼソースに使われている牛挽肉は粗挽きで、一般的なミートソースの挽肉に比べるとだいぶ粒が大きくなっています。食感が贅沢な上に、ソースにさらにジューシーな牛の旨みを加えていました。
麺は、外側しっとり、内側に芯の残るびっくりするくらいアルデンテ食感のパスタ。筆者が食べてきた冷凍パスタの中ではこの麺が一番しっかりアルデンテです。ゴールドの商品に限らず、フジフーズの冷凍パスタはアルデンテ食感の再現が素晴らしいです。
セブンプレミアムゴールド「金の蟹トマトクリーム」
続いては「金の蟹トマトクリーム」。「ボロネーゼ」や「ミートソース」に負けない定番フレーバーで、イタリアンレストランやパスタソースでもおなじみの味です。筆者は初めて「カプリチョーザ」で「渡り蟹のトマトクリームスパゲティ」を食べた時に、おいしすぎて目玉が飛び出しすぎて大変だった記憶があります。
蟹の風味が感じられるトマトクリームのソース。もちろん主役は蟹で、身の存在感に加えて甲羅や蟹味噌の風味もあり、分厚い蟹の味が楽しめます。トマトクリームも、トマトはほのかに酸味を感じる程度ですが、クリームが濃厚。強い甘みが感じられました。
金ピカなパッケージにやられちゃってるのかもしれませんが、良いものを食べている気になる味で、クリームがこれだけ甘いのにしっかり蟹の味がするのは贅沢なことではないでしょうか。
具として入っている蟹の身もたっぷりで、ソースも具も蟹だらけです。これだけたくさん入っているのを目の当たりにすると、最初はかにカマなのではないかと疑ったくらいです。最近は「ほぼカニ」的な商品もすごいですからね。でも今回は本物の蟹が入っていました。
麺はこちらもしっかりアルデンテ食感。表面のしっとり感がまったりしたソースと一体化するのですが、噛んでみると芯があってアクセントになっています。セブン以外でフジフーズの冷凍パスタを見かけたことはないものの、間違いなく実力者です。
プチ贅沢以上の商品
セブンプレミアムゴールドの冷凍パスタを食べてプチ贅沢を目論みましたが、想定以上の贅沢な味で驚きました。特に「金のボロネーゼ」の牛肉の旨みはすごいことになっていてリッチな味を楽しめました。
ハンバーグや「すみれ」のカップ麺などツワモノ揃いのセブンプレミアムゴールドですが、その中でも「金のボロネーゼ」は黄金聖闘士でいえば乙女座のシャカに匹敵するくらいの実力者でしょう。小宇宙が輝いて見えました。