京都の桜の最後は御室桜、今年は早く散るものの「泣き桜」は健在!
今年はとにかく桜の開花時期が短く、天候不順に悩まされた桜シーズンでした。
遅咲きで知られる御室桜も、自分の経験から言うと、
4月7日(火)には「満開」と門前で表示され、4月15日(水)にはすでに終わっていました。
通常は御室桜の開花時期は見るための料金がかかるのですが、少なくとも15日には無料になっていたのです。
しかし先日の4月22日(水)に、予定をしていたある定期講座で仁和寺を訪れました。当然のことながら結果は見事な新緑。。。お客様も最初から諦めておられましたが、北西にはさらに遅く咲く御室桜の木が1本あることを知ってましたので、期待をかけてそちらへ案内しました。その1本の木は、御室桜とは別の品種と考えられている「泣き桜」と呼ばれている種類の桜であり、御室桜が新緑となったこの時期でも見事に咲いていました!!
まさに奇跡の1本。ガイドとしては、この時期は神様のようにも見えるありがたい木です。ちなみに仁和寺の東側にある蓮華寺でも、同じく遅咲きの桜が1本、春の名残を一生懸命伝えるかのように可憐な花を咲かせていました。さらに近年大人気の遅咲きの桜の名所「原谷苑」は今年は4月23日(木)まで開園しており、4月22日に御室桜と同時に訪れてみましたが、さすがにここも緑に包まれていました。しかし入園料は400円。ピーク時は1500円だけに大変良心的と言えます。この二か所は実は歩いても30分程で行くことができます。お薦めは原谷苑から仁和寺へ抜けるパターン。だんぜん歩きやすいからです。さらに途中には、仁和寺を創建した宇多天皇陵も。体力に自信のある方は、少し道をそれて登れば参拝することも可能です。遅咲きの桜の競演。ぜひ来年計画に入れてみてください。
以下の写真はすべて4月22日(水)に撮影したものです。