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【遠賀郡岡垣町】知る人ぞ知る「焼鳥もくもく」で食べる旨辛スパイスカレー

Kanae Nidoi地域密着型クリエイター(遠賀郡・中間市・直方市)

岡垣町にはインド人もびっくりするくらい、美味しいスパイスカレーが食べられるお店があるってこと、みなさん知ってました?

そもそも筆者はスパイスカレーというもの自体食べたこともなければ、どういうものかさえ知らなかったんです。

「だけどカレーは大好き!」

今回はただその思いだけで、評判のお店にお邪魔してみました!

「焼き鳥もくもく」建物外観
「焼き鳥もくもく」建物外観

満を持してのオープンとともに

舞台となるのは岡垣町海老津にある「焼き鳥もくもく」。

その名を聞いて、「あれ?カレー屋さんじゃないの?」と思った人もいるでしょう。

ここがミソなのです。
だからこそ、知る人ぞ知るなのです。

遡ること3年前の2020年1月23日、「焼き鳥もくもく」はオープンしました。

「オープンしたときはすでに、世の中は未知のウィルスに大騒ぎだったんですよね」
もくもくオーナーの甘水(あまみず)さんは言います。

だけどここでへこたれないのが甘水さんのすごいところで、休業や時短営業を迫られる中、空いた時間に研究を重ね、「スパイスカレー」と「ビリヤニ」は生まれました。

ビリヤニってなに?って人のためにとっても簡単に説明すると、インドの炊き込みご飯みたいなものです。

甘水さんがコロナ禍で開発した初代ビリヤニ
甘水さんがコロナ禍で開発した初代ビリヤニ

ちなみにこれ、日本のタケノコご飯、スペインのパエリアと並んで、世界三大炊き込みご飯と呼ばれているそうな。
(筆者もこの日初めて知りました!)

好きが高じて人気メニューに

元々カレーを作るのも食べるのも大好きだったという甘水さん。
コロナ禍で極めたスパイスカレーとビリヤニは、当時からお客さんにも好評でした。

だけど何かが足りないと思い悩んだ彼は、単身インドへと乗り込みます。
この時、本場インドで学んだことで、作り方自体も随分と変わったんだとか。

そして今では、閉店時間前に売り切れるほどの人気メニューとなった、スパイスカレー。

お客さんのほとんどは町外から来ているらしく、実際に取材中に居合わせた隣の席の男性は、福岡から北九州までの通勤の途中に、わざわざ立ち寄っているというもくもく猛者でした。

メニューは日替わりだけど、基本的には「スパイスカレー」「ビリヤニ」「2種あいがけ」の3種。

その中でも一番人気なのが、この「2種あいがけ」というもの。

鹿ももビリヤニと大根葉とチキンサグの2種あいがけ
鹿ももビリヤニと大根葉とチキンサグの2種あいがけ

実は筆者、生まれてこの方パクチーというものを食べたことがなくて、むしろ見たことさえなかったんです。

でも周りにパクチーが苦手って人が多くて、あまり良いイメージを持っていなかったんですけど、一口目から衝撃。

あれれ?これは普通に美味しいのでは?
むしろこの場所になくてはならない存在なのでは?

ビリヤニに使われるバスマティライス
ビリヤニに使われるバスマティライス

バスマティライスというインドのお米も、パラパラと食べやすくて、あっさりしてて美味しい。

というか、お皿に並べられたものすべてが本当に美味しい。

どれも個性的な味なのに、ケンカしないのはなんでだろう。
それどころかお互いにびっくりするくらい相乗効果をもたらしてるよなぁと。

今までこの世界を知らなかった自分がちょっと悔しいくらい。

甘水さんとゆっくりお話ができるカウンター席がオススメ
甘水さんとゆっくりお話ができるカウンター席がオススメ

昼も夜も1人でふらっと立ち寄りたい

最近ではコロナも落ち着いてきて、夜営業も活気を取り戻してきたそうですが、ランチ営業は今後も続けていくとのこと。

幼子を持つ母として、これは嬉しい限り。
また近々、ランチでお邪魔しようと思います。
(※今日明日はお休みです!営業日は限られているので、来店前のご確認をお願いします!)

夜になると、木々としたドアの向こうに、煙をもくもくさせながら、黙々と焼き鳥を焼いている甘水さんが出迎えてくれる、「焼き鳥もくもく」。

1人でしっぽりと飲みたい時にもオススメのお店です。

木目とカラフルなガラスの可愛らしいドアが目印
木目とカラフルなガラスの可愛らしいドアが目印

「焼き鳥もくもく」
住所:福岡県岡垣町海老津駅前9-25
電話番号:093-282-2002
営業時間:15時〜23時
店休日:月曜日・第一日曜日・第三木曜日
※ランチ営業は水・木・土・日の11時から14時
(日によって変動あり。営業日でもカレーが無くなり次第終了)

地域密着型クリエイター(遠賀郡・中間市・直方市)

福岡県内でフリーライターとして活動しています。2歳差兄弟の息子たちの育児と、保護犬3匹のお世話に日々奮闘中。ヒトでもモノでもどんなコトでも、魅力を最大限に伝えられるような深掘り記事をお届けします。

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