【遠賀郡芦屋町】おいしさの秘密は我が子を想うたっぷりの愛情とパパの知恵「朝ごはん本舗」
「『朝ごはん本舗』が本社前で店頭販売をしてるよ!」という情報を聞きつけやってきたのは芦屋町。
これまでネット販売のみだった同店の人気商品を、これからは気軽にゲットできちゃうとのことで、さっそくお店のほうにお邪魔しちゃいました。
きっかけは父から愛娘への想い
「元々祖父が海苔屋だった」と話すのは、オーナーの須河内慎二さん。
「朝ごはん本舗」で取り扱う商品のほとんどは慎二さんの手作りで、そのノウハウは「小さいころから間近で見てきた」というお祖父さん直伝のものなんだとか。
慎二さんが娘さんの健康を思って作り始めた、昔ながらのどこか懐かしいしょっぱい「梅干し」は、一番の人気商品。
家族のために作った梅干しだけど、知り合いやご近所さんに配るうちに、その美味しさはすぐに評判を呼び、「販売してほしい!」との声があがるようになったと言います。
部活動に精を出す娘さんがおやつ代わりにできるようにと開発された「パリパリ梅」は、コロナ禍からヒントを得たということもあり、手を汚さずに食べられるんです。
慎二さんのお話はどれも聞けば聞くほど、ピンチをチャンスに変えるスーパーマンのようでした。
母から子へ、子から孫へ伝えたい、我が家の朝ごはん
「朝ごはん本舗」というお店の名前には、美紀さんがお母さんから受け継いだ「朝ごはんはしっかり食べる」という想いがこめられています。
「私も若い頃は『朝ごはんを食べなくてもいいや』と思っていた時期がありました。だけど子どもが生まれ一人の母となったとき、朝ごはんの大切さや、母が言っていた言葉のひとつひとつを思い出したんです。だからどんなに忙しくても、毎朝4-5種類のおかずとお味噌汁とごはんは、必ず食卓に並べるようにしています」。
しょっぱくてクセになる元気の素
「昔ながらのしょっぱい梅干しこそ、たくさんの人に愛し続けてほしいんです。今の子どもたちに伝えることで、これからの未来にも残していきたい」という熱い想いも聞かせてくれた美紀さん。
かくいう筆者も、毎朝出かける前に梅酢をお湯で割って水筒に入れるのが日課になっておりまして。
もう私の体はこのしょっぱさなしじゃ生きていけないんです。
しょっぱいけどスッキリおいしくて、体の中から「くぅぅぅぅぅ!」ってなる感じ。
クセになる人も多いはず。
忙しい朝に彩りを与えてくれるアイテムが満載な「朝ごはん本舗」は、この町みんなの元気の源になってくれそうです。