桜塚やっくん交通事故死:哀悼の意を表すと共に私たちが学ぶべき心のケアと交通安全
■桜塚やっくんが交通事故死…山口県内の中国道で車にはねられる
夜のニュースで、桜塚やっくんが死亡したと第一報が身近く報じられました。やっくんのことを知っている人の多くが、突然の訃報に驚きの声を上げたことでしょう。交通事故でした。ご冥福をお祈りいたします。
■身近な人の突然の死
有名人でなくても、身近な人の突然の死は衝撃的です。病気であれば、ある程度心の準備もできますが、不慮の死は心に突き刺さります。もしも家族なら、みんな気が動転しています。あわてて車を運転して、事故など起こしてはいけません。
病院には、次々と家族や親しい人が集まります。一人来るごとに、何が起きたのかが説明されます。説明する人も、説明を聞く人も、次々とその様子を見る人も、辛いことになります。
不慮の死は、病院での病死とは違って、警察の調べも入ったりします。対応しなければいけないことが、たくさんあります。それらすべてが、心を痛めます。
様々な作業を一人が背負うことなく、手分けして対応したいと思います。
■お笑い界、芸能界からの声
ヒロシ
有吉弘行 「そうか。酒飲もう。。。」
陣内智則 「…そしてショックなニュースが。。少し飲もう。ゆっくりしてください。」
つちやかおり「ニュースをみて ただただびっくりで…哀しいです。ご冥福をお祈りいたします」
麒麟・川島明「とてもつらいのでお酒を飲みます。安らかにお眠りくださいませ」
SNH48.宮澤佐江「ショックなことを、今知りました。。。 信じられない。。。とても悲しい。。。」
時東ぁみ「いつも褒めてくれていじってくれて、ステキな印象しかありません。まだ信じれないですが…」
■有名人の突然の死
特別なファンではない私でも、思わず「え!?」と声を上げました。ファンの皆さんにとっては、どれほど大きな衝撃でしょうか。ファンの方々にとっては、親友や家族が亡くなったようなショックを感じている方もいらっしゃるでしょう。
このあと、事故の様子の詳細が報道され、葬儀の様子が報道されていく中で、身近な人との死別のように、心に辛い痛みを感じる人もいるでしょう。
あなたの身近に、桜塚やっくんのファンでショックを受けている人がいれば、どうか一声かけてあげてください。友人同士でファンならば、一緒に悲しみましょう。
もしもその人が、ここのところ心身の調子を崩しているとしたら、特に要注意です。見守ってあげましょう。
熱心なファンにとって、大好きな有名人との別れは、「対象喪失」(大切なもの失う体験)として、心にダメージを受けるでしょう。しばらくうつ状態になって、元気をなくす人もいるでしょう。自分の心身をいたわりましょう。
■死別の悲しみの癒し方
死別は、どうしようもありません。取り返しがつきません。代わりのものもありません。死別の苦しみを乗り越えるためには、深く長く悲しむことしかありません。
死別の悲しみを癒すための10の指針(心理学総合案内こころの散歩道)
ご家族ご友人を亡くされた方をケアする人のために(心理学総合案内こころの散歩道)
■交通事故防止
報道によると、「ワンボックスカーで仲間5人と下り線を走行中、単独で中央分離帯に衝突する事故を起こした」とあります。事故の原因は、まだ報道されていません。
今回の事故に関してはまだ原因不明ですが、一般論としては、車の故障でなければ、ハンドル操作のミスや居眠り運転が考えられるかもしれません。また、秋の4時から8時は、暗くなって見えにくい「魔の時間」でもあります。当時、雨も降っていました。
誰でも、長く運転していれば、ヒヤッとした経験はあるでしょう。私もあります。
友人達と一緒に昼間の運転ですから、居眠り運転は考えにくいかもしれません。ただ、居眠り運転は運転中にぐっすり寝てしまうわけではありません(また昼間でも一般に午後も3〜4時ごろなど眠くなりやすい時間です)。
居眠り運転は、寝てしまう方向へ意識水準が下がった状態です。同乗者の語りかけに「うん、うん」と返事をしながら、意識水準が下がりぼんやりすることもあります。
ほんの一瞬意識水準が下がり(意識が飛ぶ)、そうすると右利きの人はハンドルを右方向に切りやすく、センターライン方向へ行ってしまうのです。
眠くなれば早めの休憩ですが、運転中に眠くなれば、それを同乗者に言って、眠気が覚めるような会話、気分転換が必要でしょう。同乗者も、運転者があくびを始めたり、車間距離が安定しないなど、居眠り運転の前兆に気をつけましょう。
■高速道路上の事故
現在、3年連続で高速道路上の事故が増えています。
高速道路上で起きやすい事故は、次の5つです。
- 中央分離帯を突破
- 逆走
- 停車している車や、降車してその近くにいる人に衝突
- 車外へ放り出される
- 渋滞最後尾への追突
今回の事故は、中央分離帯に衝突後、車外に出て、後続の車にひかれてしまった事故でした。
東日本高速道路株式会社によれば、サイト上で特に次のように注意喚起しています。
平成24年の事故の要因は、下記のキーワード・傾向
「人と車」……事故発生時など高速道路上で、人が後続車に轢かれるケース。
「停止車両」…故障、渋滞後尾など、停止している車両へ衝突するケース。
「車外放出」…シートベルトの未装着により、車外へ放出されるケース。
「最近、高速道路上で「人」がはねられて死亡する事故が多発しています。」
「これらに起因する死亡事故は、ドライバーのほんの少しの注意と行動で、死亡事故に至らずに済むケースも考えられますので、ドライバーの皆さまにおかれましては、再度、注意してご利用いただきますようお願い申し上げます。」
すでに多くのドライバーが知識としては知っていることですが、
事故を起こしたときには、発煙筒や三角停止表示板の使用、そして安全を確認しながら「運転者も同乗者もガードレールの外など安全な場所に避難」です。高速道路上で、止まっている車内や車の前後にいることは、とても危険です。
ただ、頭が良い人でも、運動神経の良い人でも、実際の場面ではなかなか上手くいかないこともあるのでしょう。
大きな事故報道に際し、桜塚やっくん(斎藤恭央さん)と同乗されていた亡くなられた男性に哀悼の意を表すると共に、もう一度交通安全について考えたいと思います。
*新しい情報を受けて、ページをアップ(2013.10.7)→「桜塚やっくん交通事故死:哀悼の意と心のケアと交通安全:良いファンになろう:Yahoo!「心理学でお散歩」
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