子どもへのイライラが止まらない!そんな時に試してほしい保育士がオススメする怒りの対処法とは
こんにちは!ぽん先生です。
「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、子育てや育児に関する情報の発信を行っている現役の保育士です。
今回は頂いたご質問はこちら。
Q:運動神経の悪い5歳の息子にイライラが止まりません。体操教室でもダメな場合はどういった訓練をすると良いですか?
我が子に対してイライラが止まらなくなる経験は、誰もがあるのではないでしょうか。
そんな状況に陥った時、皆さんはどうやって気持ちを落ち着かせていますか?
子どもから離れる、遊ぶ場所を変えて気分転換する、お菓子を食べるなど、人それぞれあると思いますが、そんな時に保育士ならどうするのでしょうか?
今回はイライラが止まらない場合の解決方法についてご紹介していきたいと思います。
※動画は1分00秒です。
イライラはこれで解決!
子育てのイライラを和らげるには、子どものことを抱きしめてあげるのが効果的でしょう。
しかし、普通に抱きしめるだけでは効果は薄くなってしまいます。
イライラを和らげるためには、ギュッと体を抱きしめながら、子どもの肌の感触や温もり、呼吸する音や匂いを全身で感じ取りましょう。
注意しなくてはいけないのは、この方法は子どもとケンカになってしまってイライラしている時には上手くいかないということです。
例えば、
・失敗ばかり繰り返す姿にイライラしてしまう
・何度話しても話が伝わらなくてイライラする
・いつも宿題をギリギリまで後回しする姿にイライラしてしまう
などのように、子どもの姿を見てイライラしてしまう時に試してみていただきたいと思います。
イライラの仕組みは意外だった!?
一体なぜ子どもを抱きしめることで、イライラは収まっていくのでしょうか?
それはイライラする原因が目の前の我が子を見ていないからです。
そんなバカなはずがないと思う方も多いでしょう。
しかし、子どもを見ていてイライラする時は、必ず頭の中に理想の我が子の姿を映し出していて、その理想の子どもに及ばないと感じた時に目の前の我が子に怒りが湧いてくるのです。
そこで、目の前の我が子を抱きしめてあげるとどうでしょうか。
五感が刺激されて感覚に意識が向くことで、考えることができなくなり、理想の我が子は消えていくのです。
例えるなら、「体操教室に通っておけば前回りの1つぐらいできるようになるだろう」といったような想像の子どもが頭から消え、「これだけ頑張ったけど前回りができなかったのがうちの子だ」と気付くきっかけになります。
このように、目の前の我が子が全てのように感じることで、ありのままの姿の子どもを受け入れやすくなるのです。
普通は子どもが大きくなるとともに、肌と肌が触れ合うような機会は少なくなっていくもの。
だからこそ、全身の感覚を働かせて子どもを抱きしめて、“目の前の子どもと向き合う時間”を大切にしていただきたいと思います。
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