【福井/坂井】下を見たらゾッ!知ればもっと怖くなる?観光名所「東尋坊」の名前の由来
はらぺこライターの旅人間です。久しぶりに福井県坂井市の「東尋坊」へ行って来た。ここは誰もが知る人気の絶景スポットである。
断崖絶壁に柵は無い。慎重に下を覗き見たらゾッとする光景だ。ところで「東尋坊」の名前の由来を知っているだろうか?
この名前の由来を知ったら、もっとゾゾゾってするかも…。
東尋坊とは…
東尋坊は、約1kmにわたり豪快な断崖が広がる場所。日本海の荒波が打ち寄せる景色でも知られている。
今から約1,300~1,200万年前の新生代第三紀中新世に起こった火山活動で、マグマが堆積岩層中に貫入して冷え固まってできた火山岩が、日本海の波による侵食を受け地上に現れたものなんだとか。
もし、時間に余裕があれば遊覧船もおすすめだ。
東尋坊の名前の由来は…
ところで、なぜ「東尋坊」って名前はどこから来たのか?
一般的に由来や伝承は諸説あり”この通りだ”と断定するのは難しいが、とても興味深いので紹介しよう。
東尋坊とは、平泉寺(福井県勝山市)の僧侶の名前で、ここで殺害された人物の名前とされている。しかも恋敵である真柄覚念(まがらかくねん)って僧侶に酒に酔わされて寝た所を見計らって崖に落されたそうな。
ウソでしょ…って言いたくなるが、まぁまぁ有名なお話として伝わっている。まさか殺された人の名前が地名の由来とは…。知ると何だか怖いですね。
この事件は寿永元年(1182年)4月5日の天気の良い日に起きたそうだ。
東尋坊が死に絶えると、空は黒い雲に覆われ、豪雨と雷となり、そして東尋坊は怨念となって真柄覚念を絶壁の底へと引きずり込んだとも…。
通説では、僧侶であった東尋坊は悪僧だったとされるが、実は正義感の強い僧侶で、それを苦々しく感じていた僧たちによる騙し討ちといった説もある。
いずれにせよ、僧侶である東尋坊が落とされた4月5日の前後には、今も毎年のように激しい風が吹くと言われている。
ちなみに、この断崖絶壁は約25メートルの高さ。この岩壁をビルの高さにすると9階ほどの高さになるそうだ。
確かにココに落とされたら助からないだろう。
この地名の由来は「信じるか信じないか」にはなるが、知ればゾゾゾってするのも確か。とは言え、日本各地、歴史ある場所は何かがあるもの。その度に「怨念だ、どうのこうの」と言いだしたら古戦場跡なんて行けたもんじゃない。
名前の由来は、雑学として知ってるくらいが丁度良いのだろう。
東尋坊に来たら雄大な景色に惚れ惚れする。天気が良いと海は青々として絶景が広がり、岩好き、岩マニアにもたまらない場所だろう。
しかし、日差しが強く暑い日は要注意。
絶景スポットにあるカフェ
そんな時に、おすすめなのが、東尋坊の先端に立つ「IWABA CAFE(いわばカフェ)」だ。ここ本当に最高ですよ!
今回、私はこの東尋坊に家族で立ち寄ったが、驚くほどの快晴で、日差しが強く、とっても暑い日だった。みんな暑さに負けてスグにカフェに退散していた。このカフェがあって本当に助かったのだ。
尚、ここは2016年に出来た施設で、東尋坊には何度か来ているが、この立地にこのカフェが出来ているのは素晴らしいの一言に尽きる。
絶景好き、岩マニア、カフェ好きは言うまでもなく、何度でも来たくなる北陸の人気観光スポットと言って間違いはない。
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東尋坊
住所:福井県坂井市三国町安島64−1
TEL:0776-82-5515(東尋坊観光案内所)
入場料:無料
駐車場:普通車1台 500円
参考サイト「さかい旅ナビ」(外部リンク)
IWABA CAFEの公式instagram(外部リンク)
地図(外部リンク)