【京都市】東山区 世界遺産『清水寺』の「清水の舞台」の美しさ♪
”「清水の舞台」から飛び降りる”という言葉を、一度は耳にしたことがあると思います。
では、その「清水の舞台」とはいったいどこにあるのか…それは世界遺産「清水寺」にある「懸造り」という手法で、釘を一本も使わずに組み上げた木造建築の舞台のことです。
地上から最長約13メートルの巨大な欅の柱を並べて作られたこの「本堂舞台」。「清水寺」の本堂は国宝。そのご本尊である「観世音菩薩」に芸能を奉納する場所として『清水の舞台』である「本堂舞台」が作られました。
これは、マンションの4階ほどの高さになるそうです。
「清水の舞台から飛び降りたつもりで」なんて、何かを覚悟したときや何か大きな決断をしたときに使われるますが、実際に飛び降りた人がいるのでしょうか?
実は…江戸時代には、 清水の舞台から飛び降りて生き延びたら願いが叶うと信じている人たちがいたため、願掛けで飛び降りるのが流行ったそうです。文献によると、江戸時代に 234人が清水の舞台から飛び降り、うち死亡者は34人、約85%の生存率だったそう。
この舞台では、古来より雅楽、能・狂言、歌舞伎、相撲などの芸能が奉納されてきました。
私のニューヨーク在住時代の知り合いでハリウッド映画に出演しているダンサーたちもこちらでダンス奉納をしています。
また、海外からのミュージシャンたちの同行でリクエストを聞くと「清水寺」で舞台を鑑賞したいと言い、何度かお連れしたことがあります。その度に、どうしたらここで演奏できる?と聞かれます。それほど、海外でも知られている場所なんですね!
その清水の舞台が新しくリニューアルされてました!
2008年に始まった大改修で、2017年2月に本堂の屋根の葺き替え工事が始まり、それが終わった2020年5月頃からは舞台板の交換工事が開始されました。2020年2月下旬に無事終わり今では、美しい屋根と舞台が見れます♪
平成(〜令和)の大改修で50年ぶりに「可能な限り創建当初の清水寺伽藍の再現」をモットーに4年の歳月をかけて本堂の檜皮(ひわだ)のふきの屋根から、様々な修理が行われました。
その結果、まばゆい程に美しい姿に生まれ変わりました♪
夏には入り口にツラ下げられた南部鉄の風鈴がそよ風にふかれ、とっても涼しげな様子を演出。
ライトアップの時期には、また違った顔を見せてくれる「清水寺」です。また過去に清水寺の『青龍会』についた記事もご参照くださいませ。(過去記事参照→観音様の化身『青龍会』で「観音加持」を♪ https://creators.yahoo.co.jp/kozushokairica/0100307119 )
四季折々、また時間によって様々な顔を見せてくれる「清水寺」でいつか「奉納コンサート」をするのが私の長年の夢。
この綺麗になったばかりの「清水の舞台」を見て感嘆するばかりです♪
清水寺
住所:京都府京都市東山区清水1丁目294
電話:075-551-1234