NPB→MLBは少なくないが、メジャーリーグ契約は日本人選手だけ。8年ぶりのMLB復帰をめざすのは…
昨年、日本プロ野球で一軍の試合に出場し、今オフにメジャーリーグの球団と契約を交わした選手は、調べたところ、15人が見つかった。
彼らのうち、メジャーリーグ契約を手にしたのは、山本由伸(オリックス・バファローズ→ロサンゼルス・ドジャース)、今永昇太(横浜DeNAベイスターズ→シカゴ・カブス)、松井裕樹(東北楽天ゴールデンイーグルス→サンディエゴ・パドレス)の3人だけ。あとの12人は、いずれもマイナーリーグ契約だ。
山本、今永、松井に、上沢直之(北海道日本ハム・ファイターズ→タンパベイ・レイズ)とジョー・ガンケル(福岡ソフトバンク・ホークス→ミネソタ・ツインズ)は、まだ、メジャーリーグの試合でマウンドに上がったことがない。ガンケルは、2013~19年にマイナーリーグで172登板。2020~22年は阪神タイガース、2023年は福岡ソフトバンクで投げた。
メジャーリーグ復帰をめざす10人のうち、ブランクが最も長いのは、エドウィン・エスコバー(横浜DeNA→カブス)だ。メジャーリーグで投げたのは、2014年にボストン・レッドソックスで2登板と2016年にアリゾナ・ダイヤモンドバックスで25登板なので、今年、メジャーリーグ3年目を迎えることができれば、8年ぶりの復帰となる。
一方、マイク・ブロッソー(千葉ロッテ・マリーンズ→カンザスシティ・ロイヤルズ)、コルテン・ブルワー(阪神→カブス)、ブルックス・クリスキー(埼玉西武ライオンズ→シンシナティ・レッズ)は、1年未満のブランクだ。3人とも、昨年7月にメジャーリーグの球団を去り、その後、日本プロ野球でプレーした。
なお、マーク・ペイトン(埼玉西武→シカゴ・ホワイトソックス)とヘスス・ティノコ(埼玉西武→テキサス・レンジャーズ)は、2人とも、埼玉西武の前にそれぞれ在籍していた球団に戻った。もっとも、同じ球団であっても、メジャーリーグに戻れるかどうかはわからない。