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年末の大掃除。モバイルバッテリーは燃えないゴミで捨てちゃダメって知ってた?

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
スマホユーザーの生活にかかせないモバイルバッテリー。「ぱくたそ」より

 新年を迎える準備として「年末の大掃除」を皆さんやっているころだと思いますが、「モバイルバッテリーを燃えないゴミとして捨ててはいけない」って知ってましたか?

 モバイルバッテリーにはリチウムイオン電池が使われているため、一般の不燃ゴミとして捨ててしまうと火災が発生する恐れがあるのです。

モバイルバッテリーでゴミ収集車から火災

 モバイルバッテリーを不燃ゴミに出した場合、ゴミ収集車(清掃車)の荷箱に入れる際に潰されて発火する可能性があります。

 以下は東京消防庁が公開している、モバイルバッテリー(リチウムイオン電池)が押しつぶされて発火する映像です。

 この動画のように荷箱内で火災が発生すると、消火活動にともなう収集時間の遅れや道路の封鎖が起こりえます。また、最悪の場合ゴミ収集車が使えなくなることも考えられます。

 ゴミ収集車の火災で最終的に困るのはその場所に住んでいる自分なので、モバイルバッテリーは絶対に一般の不燃ゴミに出さないようにしましょう。

家電量販店のリサイクルボックスへ

 それでは、モバイルバッテリーはどうやって捨てれば良いのでしょうか?

 一番カンタンなのは、大手家電量販店などにあるリサイクルボックスへ持ち込むことです。お店の入り口などわかりやすい場所に設置されているため、箱に入れるだけでおわります。

 続いてのおすすめは、リサイクル協力拠点への持ち込みです。大手家電量販店が近くにない場合は、一般社団法人JBRCの公式サイトでリサイクル協力拠点の場所を調べてこちらへ持ち込みましょう。

 モバイルバッテリーに起因する火災の件数は増加傾向にあります。

モバイルバッテリーに起因する火災の件数(過去5年)。東京消防庁より
モバイルバッテリーに起因する火災の件数(過去5年)。東京消防庁より

 1人1台スマホを持っていると言われているいま、充電に使うモバイルバッテリーの捨て方についても知っておきましょう。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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