ラーメン界のタイトルホルダー大集結!「TRYラーメン大賞フェス2023」をラーメンライターがレポート
講談社から毎年発売される『TRYラーメン大賞』が待望のラーメンフェスを開催している。
その名も「TRYラーメン大賞フェス2023」。
『TRYラーメン大賞』は“ラーメン業界最高権威”とも言われる、ラーメン界で最も歴史のあるアワード。2000年に情報誌『TOKYO★1週間』(現在は休刊)誌上にてランキングを発表して以来、その後、毎年秋に各賞のランキングを発表してきた。今年は10月20日に発売が決まっており、各賞の発表が待ち遠しい。
今回の「TRYラーメン大賞フェス2023」は『TRYラーメン大賞』で受賞歴のあるラーメン店ばかりを集めた、いわば「タイトルホルダーだらけ」のラーメンフェスだ。これは嬉しい。
場所は東京・豊洲にあるアーバンドックららぽーと豊洲のシーサイドデッキ。
筆者も早速2杯食べてきたのでレポートしてみたい。
頑者
埼玉・川越にある濃厚つけ麺のパイオニアだ。「頑者」なくして今のつけ麺の人気はないといっても過言ではない。
今回は「濃厚渡り蟹豚骨つけめん」を提供。
大量の渡り蟹、ゲンコツ、鶏ガラなどを 20時間炊きこんだ超濃厚な蟹豚骨スープ。濃厚な豚骨スープに蟹の旨味がこれでもかと溶け込み、悶絶間違いなしの旨さだ。
麺は北海道産小麦「きたほなみ」を100%使用した自家製の極太平打ち麺。しなやかながらパワフルな麺で、濃厚スープとの相性もバツグン。
中華そば屋 伊藤
東京・北区にある煮干しラーメンのパイオニア。煮干しの旨味を前面に押し出すその一杯で、ラーメン界で煮干しを主役に押し上げた立役者の一人として知られる。
看板メニューの「肉そば」を提供。
高級煮干しをこれでもかとスープに詰め込んだシンプルながら贅沢なスープ。
ここに合わせるのが細めの角切りストレート麺。ザクっと歯ごたえのある小麦を感じる麺で、煮干しの旨味と香りをダイレクトに持ち上げる。
豚バラ肉を煮て醤油のタレにつけた厚切りの煮豚はもはやご馳走。
東京の煮干しラーメンの基礎を作り上げたといっても過言ではない歴史ある一杯だが、今食べてもやはり最高に旨い。
ラインナップは次の通り。
【第一弾】2023年10月4日(水)~10月9日(月・祝)
中華そば屋 伊藤、亀戸煮干中華蕎麦 つきひ、頑者、らあめん元、釜玉中華そば ナポレオン軒
【第二弾】2023年10月11日(水)~10月15日(日)
本枯中華そば 魚雷、麺や 七彩 八丁堀店、ジャンクガレッジ 東大宮店、豆天狗 本店、つけめん 玉
【第三弾】2023年10月18日(水)~10月22日(日)
くり山、中華そば たた味、すごい煮干ラーメン凪 新宿ゴールデン街店 本館、手打 焔、MENクライ
海を目の前に食べられるというのも豊洲ならではで気持ちが良い。超豪華なオールスターが集まるイベント。
ぜひ足を運んでみてほしい。
※写真はすべて筆者による撮影