NFLのスター選手、ジョーイ・ボサは熱狂的なアニメ・オタク 「『進撃の巨人』の新シーズンが楽しみ」
ファン待望のThe Final Seasonが今夜からNHKで放映される人気アニメの『進撃の巨人』。『進撃の巨人』ブームは日本国内だけでなく、世界中に広まっている。
アメリカで最も人気のあるプロ・スポーツリーグのNFLの人気選手、ジョーイ・ボサも『進撃の巨人』に夢中になっている一人だ。
身長196センチ、体重127キロで、巨人並に鍛えられた鋼の肉体を誇るボサは、2016年のNFLドラフトで1巡目全体3位指名を受けてチャージャーズに入団。NFL1年目からチームの中心選手として活躍して、相手チームのクオーターバック(QB)に襲いかかる。弟のニックも2019年のNFLドラフトで1巡目全体2位指名でサンフランシスコ・49ナーズに加入。昨季は49ナーズのスーパーボウル出場に大きく貢献。ボサ兄弟はワット兄弟と並んで、NFLで最も相手チームから恐れられる兄弟選手である。
ニックは今季開幕早々に膝の前十字靭帯を断裂してしまいシーズンを終えてしまったが、兄のジョーイはフィールド上で弟の分も暴れまわっている。
先週の日曜日に行われたバッファロー・ビルズ戦では、3QBサック、8タックルと活躍したが、その試合で『進撃の巨人』スタイルの敬礼を披露して、アニメ・オタクぶりをみせつけた。
チャージャーズの公式ツイッターは、ボサと主人公のエレンが右拳を心臓の上に当てる『進撃の巨人』スタイルの敬礼ポーズを横並びに添えて、「Salute(敬礼)」とツイート。
このツイートはスポーツファンだけでなく、アニメファンも注目して、3万6000件以上の「いいね」が押され、700件近いコメントが寄せられた。
「少し前まではアニメ・オタクというだけで馬鹿にされたものだが、今ではアニメもメインストリームになった」とアニメ・オタクも喜んだ。
アニメに詳しくないスポーツファンが、「これはなんのポーズ?」と尋ねると、アニメ・オタクが『進撃の巨人』の魅力を説明するなど、普段は交わることの少ないスポーツファンとアニメ・オタクが交流している。
アメリカでは『Attack on Titan』のタイトルで知られる『進撃の巨人』にはまっているボサは、「1年くらい前からアニメに夢中になっている」とコメント。チームメイトのエメケ・エグブレも熱いアニメ・オタクで、フィールドの外では2人でアニメの話題で盛り上がっているという。
「月曜日には新しいシリーズが始まるので、家で観賞パーティーを開くよ」とボサは、ファイナル・シーズンを楽しみにしている。