チャンスをつかむ子の5つの特徴【現役教師が解説!】
運動会で選手リレーのメンバーが一人足りなくなった時のこと。普段は走るのが得意ではないKくんが、「僕がやってみたい」と手を挙げました。それから毎日、朝と休み時間に一生懸命練習する姿が見られるようになり、本番では自己ベストを出して、クラスのみんなから大きな拍手を浴びました。
子どもたちの中には、このように目の前のチャンスを逃さず、それを成長の機会に変えられる子がいます。どんな特徴を持っているのでしょうか?
私が教師として見てきた、チャンスをつかむ子どもたちの特徴を解説します。
チャンスをつかむ子の5つの特徴
1. 積極的にアンテナを張っている
周りの状況や機会に対して、常に関心を持って見ています。「今度の委員会で提案する人募集してるんだって!」と、廊下の掲示物をいつも丁寧に読んでいたMさん。誰より早く情報をキャッチしていました。
2. 失敗を恐れない
完璧にできる保証がなくても、まずはやってみようとする勇気があります。英語の授業で、発音に自信がなくても「はい!」と元気よく手を挙げるSくん。間違えても、その経験を次に活かしています。
3. すぐに行動を起こせる
考えすぎずに、タイミングを逃さず動き出せます。「掃除が上手な人を探しています」という放送を聞いて、即座に立候補したYさん。「迷ってたら他の人が手を挙げちゃうかも」と教えてくれました。
4. 準備を怠らない
チャンスが来たときのために、日頃から準備をしています。休み時間に漢字の練習をしていたUくん。「次の漢字テストで100点取れたら、特別な係になれるって聞いたから」と話してくれました。
5. 前向きな解釈ができる
一見大変そうなことでも、成長のチャンスとして捉えられます。「係替えで給食係になっちゃった…」とため息をつく友だちに、「これで苦手な配膳も上手くなれるよ!」と声をかける明るいNさん。
まとめ
チャンスをつかむ子どもたちには、アンテナを張る力、失敗を恐れない勇気、即座の行動力、事前準備の習慣、前向きな物の見方という特徴があります。この特徴を持つ子どもたちは、日々の学校生活の中で、自分の可能性を広げ続けています。
チャンスをつかむ力は、これからの予測困難な時代を生きていく上で、とても大切な能力になります。子どもたち一人一人が持っている、この素晴らしい力を伸ばしていけたらと思います。
ちょこっとアドバイス
チャンスに飛び込もうとする我が子を見守るのは、時に心配かもしれません。でも、その一歩を踏み出す勇気を、ぜひ認めてあげてください。たとえ結果がうまくいかなくても、「チャレンジしたね!すごいよ!」と褒めてあげることで、子どもたちはまた新しいチャンスに向かって進んでいけるはずです。
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