9人とも15本塁打以上のラインナップが完成する!? すでに8人が15本以上
ミネソタ・ツインズには、シーズン15本塁打以上の選手が8人いる。
ミゲル・サノーとホルヘ・ポランコは、7月23日の試合で、それぞれ15本目のホームランを打った(サノーは16本目も記録した)。この2人よりも前に、マックス・ケプラー、エディ・ロザリオ、ネルソン・クルーズ、ミッチ・ガーバー、C.J.クロン、ジョナサン・スコープの6人は、15本に達している。
ツインズのゲーム・ノーツによると、15本塁打以上の1チーム最多は9人だ。2005年のテキサス・レンジャーズとクリーブランド・インディアンズ、2012年のニューヨーク・ヤンキース、2017年のレンジャーズが記録した。2005年のレンジャーズと2012年のヤンキースは、どちらも9人のなかにマーク・テシェーラがいる。
今シーズンのツインズは、その5チームとなりそうだ。マーウィン・ゴンザレスが12本、ホアン・カストロは10本を打っている。カストロのシーズン15本以上は6年前の1度きりだが、マーウィンは過去2シーズンとも15本を超えている。ちなみに、これまでの4チームが記録にリーチをかけた――15本以上が8人となった――のは、いずれも8月以降だった。2005年のインディアンズの場合、7月を終えた時点の15本以上は、18本のトラビス・ハフナーしかいなかった。
4チーム中、9人目が15本塁打に到達後、スターティング・ラインナップに9人が勢揃いしたのは、2005年のインディアンズ(4試合)と2017年のレンジャーズ(2試合)の計6試合だけだ。他の3チームと違い、2012年のヤンキースはポストシーズンに進出したが、その9試合でも、9人が揃うことはなかった。
ツインズの揃い踏みにも、マーウィンかカストロ、あるいは2人がそれぞれ15本目のホームランを打ったとしても、ハードルが存在する。9人目がマーウィンなら、バッテリー以外の7ポジションをこなすので問題はないが、カストロのポジションは、ガーバーと同じ捕手だ。今シーズン、クルーズはDH出場のみで、カストロ、ガーバー、クルーズの3人が、同時にスターティン・ラインナップに名を連ねた試合はない。
また、7月21日以降、クロンは欠場している。7月上旬に右手親指を痛め、中旬に復帰したものの、そこから5試合に出場したところで、再び故障者リストに入った。同じ箇所の故障なので、今回の離脱は長引くかもしれない。
なお、20本塁打以上の1チーム最多は7人、30本塁打以上は4人、40本塁打以上は3人だ。50本塁打以上は2人。ロジャー・マリス(61本)とミッキー・マントル(54本)を擁した、1961年のヤンキースだけだ。